あるものを見に京都に行ってきました
秋も深まってまいりましたねー。
ずいぶんと久しぶりのブログになりました。
かぎねこ亭の男性占い師
某 件太郎(ぼう けんたろう)です。
夜は肌寒く、昼は暑くもなく寒くもなく、
カレンダーでは1年のゴールが見えてきて、
今年の思い出を振り返りつつ、来年のことも考え始める。
なんともいえない風情があって、1年で1番好きな季節です。
さて先日、占いの師匠でる中島先生に誘っていただいて、
京都へ観光にいってきました。
キッカケは中島先生との共通の趣味。
本職の占い師としても本当に貴重な体験をしてきました。
今回の旅の目的は、ある茶室を見に行くこと。
ご存知かもしれませんが、
茶室は茶道をするときに使う建物で、
竹や茅、土壁などを使った、
昔ながらの建築様式で建てられています。
それだけに職人さんの技術も求められるし、材料も高価なもの。
一般人には手にいれにくく、よっぽどの茶道好きか、
財産のある方、大きな団体が所有するのが普通です。
今回伺ったのは、宮帯出版という出版社の社長が所有されている茶室。
新築ではなく、江戸時代のものを購入し移築されたそうです。
いってみればヴィンテージもの。
それはそれは、渋みと凄みが入り交じって、
とても赴きのある素晴らしい茶室でした。
ところで、私も中島先生も占い師。
どうして占い師が茶室に興味をもっているのか。
どちらも、母親が茶道をやっていて、
幼い頃から、その姿を見て育った。
というのも、もちろんあるのですが、
それだけが理由ではありません。
じつは、占いと茶道って、浅くはない関係にあるんです。
私が、茶道にほんとに興味を持ちはじめたのは、
それを知ってからです。
茶道で使う道具や作法には、
占いでもつかう法則がいろいろと割り当てられています。
たとえば、
・右足と左足
・右手と左手
・畳の目の数
これらにも占いでいう陰陽の法則が当てはめられていたり、
茶室にしても、床の間の位置が易占いや風水の根拠に基づいていたりします。
茶道というと、
・日本の伝統文化
・おもてなしの心
・厳格な作法
のイメージが強いですが、
占い師の視点からみると、道具や作法のひとつひとつに
陰陽五行や易の法則や根拠が見えてきて、
ひと味違った芸術鑑賞のような楽しみ方もできます。
占いの世界観。
これってけっこう奥深く、
人の性格や運気を見る以外にも、
茶の湯のようにアートとして楽しめたり、
日常のふとした習慣にも取り入れて楽しむこともできるのです。
某 件太郎
高円寺 占い処 かぎねこ亭
https://kaginekotei.com
電話番号 03-6454-6135
住所 東京都杉並区高円寺南1-11-3 2F
営業時間 12:00~20:00
定休日 不定休