自分がどうして生かされているのか？こんな人生に何の意味があるのだろうか…
こんにちは。
先日の魚座満月、いかがでしたか？
私もチラッと空を見上げて。
月のキレイさに、どこかうっとりと
してしまったのですが。
今回は月食もあったので。
怖くてちょっとだけ見ることにしました。
ここ最近のお客様の傾向を見ていると
『自分は何のために、生まれてきたのか？』
辛い過去があって、そんな人生でも
生かされている意味を考えてみたり。
でも、なかなかこれだっていう
理由までは行きつかなくて。
苦しんでいらっしゃるお客様が
たくさんいらっしゃるということ。
人生に意味があるのか？
あるとしたら、それは一体何なのか？
生まれてしまった人間への
永遠の課題なのかもしれません。
同じ家に生まれた兄妹でさえも
違いがあったり。
周囲や身近な人に対して
少なからずも、劣等感を感じたり
自分ばかりが、どうしてこんなに
苦しい思いをしたり、
上手く行かないんだろって…
悩んだことがない人は、いないと思います。
私自身も幼少期から、２０代後半までは
そういったことで、かなり悩みました。
幸いにも人には恵まれたため
友人や身近な人は、良くして下さるばかりで。
そういった方々には、本当に救われました。
もしもね、今の自分ではない人生だったら。
あの子の家に生まれていたら。
もっとお金がある家だったら。
だれもが羨むような、容姿だったら。
でもどれだけ思い描いてみても
自分以外の他人には、ならないし
なれないという事実。
ある意味、残酷ですよね。
何かが足らなくとも、
人より出来なくとも、
他人とは違えど
そんな自分を、丸っと受け入れられて。
もっと言ってしまったら
そんな自分も良しとして
受け入れられるかなんだと思います。
どんなに自分が嫌いで
許せなくとも、洋服をぬぐみたいに
魂だけがスルッとぬけて
全くの別人に、なれれば良いのですが。
そうはいかないわけなんですよね。
占いにいらっしゃる人は、
心の傷をたくさんもっていらっしゃいます。
そしてその傷の分だけ、
どこか優しいのですよ。
日本はやられたら、やり返すというより
自分がされて嫌なことは
人にはしないという考え方の方が
浸透していると思います。
痛みを知っている人は、
その分誰よりも、優しいわけなんです。
傷ついた傷の深さだけ強くなり
流した涙の数だけ、優しくなれる。
自分を否定するよりも
現状のダメだと感じている部分さえ
それもね、また自分だと思って
受け入れてみたら、すごく楽になると思います。
あるお客様が、いらして下さって
子育ても主婦業もひと段落し
自分の人生は、何のためにあるのかと。
お話を伺えば、小さい頃から
兄弟間でも、だいぶ親からの扱いが
違ったそうなんですね。
歳を近くして、生まれた自分は
予定外に出来てしまった子で
いらなかったんじゃないか？
親は上の兄妹さえいれば、
本当は自分なんて、居なくても
良かったんじゃないか？
ずっとず〜っとそう思って
生きてきたそうなんですね。
もちろんね、そのお客様自身も
家庭を持たれて、愛情豊かに
子育てをし、今回はそのお子さんからの
ご紹介だったんです。
苦しいですよね。
人生の折り返しを迎えてもなお
生きる意味を探し続けて
自分なんて、本当は生まれてこなきゃ
良かったんじゃないかって。
私も生きることに、そんなに執着はないので。
生きている方が苦しいし、
なんなら次は、次こそは
もう生まれ変わりたくないなと。
次は貝か、石ころにでもなって
物も言わず、じっと海の底に
沈んでいたいと願っています。
悔しさや生きる辛さは
見方を変えれば、人生の生きる糧にもなります。
こんな自分でも、何かできることがあったり。
親は良くしてくれずとも、
他人や配偶者が良くしてくれる
場合だってあるわけなんですね。
このお客様は、こども食堂のようなことを
これからしていきたいと
お話してくださいました。
子供の頃に傷ついたからこそ、
子供心の痛みもわかるでしょうし。
問題があるご家庭の、親御さんまで含めて
食事を作りながら、ケア出来たら。
素晴らしい化学反応が出来ちゃうわけなんですよ。
このお客様に限らず、幼少期から
ずっと親に対して、苦しい思いを持ち続け
真実を聞いてみたいと思う頃には
親が他界していたり、生きていても
認知症をわずらって、聞けないままに
なってしまうケースさえあります。
自分を愛するなんて、
ちょっと難しいし、何を言っているのか
わからないかもしれないですが。
ダメな自分も、また自分として
受け入れる。
それだけで、充分ですから。
生きる意味がわからなくたって
生かされているという事実。
生きたくたって、生きれない人も
実際にいらっしゃるわけですよ。
だからね、今を一生懸命に生きてみてください。
誰になろうとはせず、自分になって下さい。
誰かに憧れて、その人を羨んでみても
その人にだって、不満や悩みはあるわけで。
でもね、悩みの時間て実はとても
贅沢なことかもしれません。
人間は不思議なもので、
悩みが解決しても、
またどこかから、悩みのタネになるものを
探し出して悩むという
摩訶不思議な生き物なんですよ。
毎日考える、普遍的な悩みのなかで
漂っている時間て、実は幸せなんでしょうね。
過去のトラウマや心の傷も
憎んだところで、過去は変えられない。
何者になろうなんて、考えなくとも
まずは自分になること。
自分を許し、受け入れ
自分とともに歩むこと。
良いところも悪いところも、
散々否定して、自分を嫌いになって。
心の振り子が、自分大嫌いの
最大限まで振り切れたら
あとは自分を好きになる方に
向かっていきますから。
自分を生きてくださいね。
自分を受け入れた時、
そこから本当の人生が始まります。
人に嫌われたら辛いように、
自分だって、自分に嫌われたら
どうでしょうか？
想像してみてくださいよ。
悲しいですよね。
今の自分と、遠くにいる自分が
少しづつ歩み寄って、
いつかハグできる時が来たら。
そしたらね、そこは愛で溢れていますから。
生き別れの兄妹が５０年ぶりに
再会したみたいな。
それくらい感動できると思います。
今回の魚座の満月には、
そういった許しや、慈愛がテーマに
なっておりました。
また何かを終わらせることや
１つの結果に至ること。
長年抱えてきた思いや辛さが、
きっと次に向かうべき
道標にもなるかもしれませんよ。
＊夢猫ムニャ＊
