自分がすべてわかって、この人生を選んで生まれてくるということ。
こんにちは。
昨日は東京でも、久しぶりのゲリラ豪雨。
もうね、とにかく雷が怖いんですよ。
あのピカピカと不気味に光る感じ。
そして轟く爆音。
鑑定中でも、窓が光ると無意識に
ビックッと反応してしまうのが悩みです。
先日ですね、産科にお勤めされている
お客様がいらしてくださいました。
なかなか貴重なお話を聞かせて頂いたり
本当にお勉強になることが多いです。
生まれた時間や場所が、大事なんですね。
まぁ場所は、時差修正に使うので。
時間の正確さが肝心要となります。
医学的なものと、占い的なものは
なかなか平行線だと思うんですよ。
ものすごい努力を重ねて、国家資格を取り
看護師や医師になられるわけですからね。
数字やデーター、エビデンスっていうんですか?
そういったきちんとした基準に基づいて
判断されている方と、占いを混在させたら
お叱りを受けるかもしれませんが、
出産て、やはり理屈じゃない部分もあるのかなって。
医師や助産師、看護師の方々も大変でしょうが
長時間の痛みに耐えるお母さん自身の
がんばりがあってこそなんだと。
私には子供もいませんし、出産経験もありません。
人生で後悔することがあれば、
出産を経験してみたかったなと。
今更ながら、時々考えるんですよね。
子供は望みません。この世に何も残したくない。
自分のDNAも、髪の毛1本から爪の先まで
すべて焼き尽くして、無にして欲しいのは
今も変わりません。
ただ健康だけが取り柄ですから。
許されるのなら、代理母ってやつでしょうか?
あれをやってみたかったなと。
妊娠における体や心の変化。
そして出産当日、あの痛みでさえも味わってみたい。
命を命がけで、この世に産み出すす瞬間て、
神秘であり、自然の摂理の最たるものではないかと。
産む前と出産そのものは、
産科や医療関係者の方々のお仕事なわけで。
そこからバトンを引き継いで、
生まれてからを担う占い師。
そんな瞬間が、この度叶いまして。
産科にお勤めの方と、膝を突き合わせ
お話できる貴重なお時間となりました。
医療関係者でもない私が、言えることではないのですが
お産が遅れたり、陣痛がすごく長引いたり。
もしくは予定日より、かなり早く生まれてしまったり。
どれだけ注意を払っても、予定通りには
いかないものなんじゃないかと。
占い師になったばかりの頃は、
その日のその時間に生まれたから、
この命盤(運命・宿命)になった。
そう思っていたのですが…
実はそれって反対なんじゃないかって。
そお子さん自身が、自分の運命を知っていて
その命盤になるように、日時を待って
生まれてくるんじゃないかと。
だから陣痛が長引いたり、早産で生まれてしまったり。
お母さんや医師は、突然のことに
驚くでしょうが、赤ちゃんは
お腹に宿った時から、ちゃんと知っている。
それこそが宿命なんでしょうね。
なんでこんな人生に、なってしまったのか?
あの子みたいに生まれていたら。
そうやって、自分の人生を嘆く気持ち
よ〜くわかります。
私もずっとそう思ってきました。
この家でなく、この親でもなかったら
自分はもっと気楽に、違う人生を
生きていたんじゃないかって。
もう人生で、何度思ったことか。
でも願っても、そうならないことは
じぶんが一番わかっていて。
どんなに人を羨んでみても
所詮、他人になんてなれないわけで。
お産は1つのドラマですからね。
生まれた時のお話を聞けば聞くほど
たくさんの逸話があるわけで。
自分がこの人生を選んで生まれてきた。
『ふざけんじゃないよ!!』
そんなお叱りも受けそうですが、
私もそう思っていた一人でもあります。
人生で学びたいことや、成し遂げたいこと。
それがあって、この親で、この家庭環境を
選んで生まれてきたんだろなと。
今じゃそんな風に、考えているわけです。
誰かのせいにしたって、人生は始まらない。
不幸な生い立ちから始まって、
一生不幸だとも限らないし、
反対に生まれた時は、裕福で幸せでも
自立したり結婚してから、苦労の連続って人だって
いらっしゃるわけなんです。
後天的な苦労が、自己責任とおっしゃるなら
後天的に幸せになるのも、自分自身では
ないのでしょうか?
親や環境、周囲のせいにして
できない理由をたくさんあげて。
ないものの数を数えていれば
周囲も同情してくれるかもしれません。
しかしそこからは、何も生まれないということ。
苦労した人は、自分で立つ強さを持っています。
傷つけられた人は、人の痛みがわかります。
愛をもらえなかった人は、愛情の重みをわかっています。
そう、親から与えられなかったものは
全部自分で手に入れるんです。
誰かがしてくれて、与えてくれるもの。
その前提で考えると、生きるのが苦しくなりますから。
人が生まれてくるのには、理由があるということ。
何を学び、何を得て、何を残していくのか?
その答えは、そう簡単には見つかりません。
人生という長い時間をかけて、
探し出し、気づいていくものなんでしょうね。
*夢猫ムニャ*