人生上手くいかない、何度やっても失敗してしまう。それ、ヒントになるかもしれません。
こんにちは。
こんなにお天気が良いと
冬なのに嬉しくなっちゃいますね。
風もなく、日差しも心地よい。
冬が毎日こんな風だったら良いのにと。
冬至まであと1ヶ月くらい。
一陽来復で、陽に転じて欲しいものです。

さて、今日はね試練の星について
お話しましょうかね。
例えば身近なところだと、
おみくじがありますね。
正月にお参りに行って、大吉だと
一年すごく良い年になるんじゃないか?
反対に、新線早々に大凶を引けば
なんだか年の始まりに、肩を落としたり。
吉は良いけど、凶はいやだ…
そう思ってしまうのが、人間の心理です。
どの占いでも、吉凶的な星があるわけで。
でも吉だけの人もいないですからね。
どんな人にも、長所や短所。
得意、不得意があって、当たり前なんですよ。

私も占い師になって、吉の星が多いお客様の
鑑定はスムーズなんですが、悪さをする星が
たくさん現れた時の対処に、四苦八苦した頃を
懐かしく思っております。
占いの吉星って、無意識に伸びていく所だったり
あまりやることに、苦痛を感じにくい。
その一方で、凶星は苦手意識の塊で
過去に失敗したトラウマなんかがあると
自分には向かない、どうせ失敗する。
そう思って、苦手意識から
自ずと避けることを選択しがちです。
紫微斗数ですと、化忌(かき)という
星が凶星になります。
でもね、かわいいもんですよ。
そうですね、おでこに出来たニキビみたいな。
見た目でわかりやすい苦手意識です。
ただこれよりも、タチが悪いのは
自化忌(じかき)という星です。
これは体に潜む癌みたいな感じでしょうかね。
表面的には、わかりづらく
お客様の心に暗い影を落とします。
出来ない事に苛まれたり、失敗がトラウマになり
そのうち強迫観念みたいな、大きな渦になっていって
それを取り除こうとすると、余計に絡んでしまって
それは執着心へと変わっていき、もう大変です。

私も1つ持っていますが、占い師になるまでは
その自化忌の扱い方も分からず、
化忌よりも、タチが悪い…
今は、昔よりも上手にコントロールすることが
出来ています。
化忌や自化忌、西洋占星術の土星のような
これらの『人生の試練』となる星たち。
図工は得意だけど、算数は苦手。
でもちゃんと、国語・算数・理科・社会。
どれも満遍なくやらされるんです。
得意なものだけやって、生きれるなら
それも生き方の1つですが、
苦手意識から、逃げていると人生の後半で
地に足がつかなかったり、人生の満足度が
欠けてしまうかもしれません。
子供の時だって、そうじゃなかったです?
『こんな算数の計算やったって、
お母さんは仕事で計算してるん?
歴史とか覚えたって、会社で使うの?』
子供時代の素直な疑問ですよね。
確かに歴史や難しい計算は、
直接仕事には、関係ないでしょう。
でも大人はみんな、思うんですよ。
『あぁ〜もっと、ちゃんと勉強しとけば良かった。
若いうちに努力しておけば良かった…』
それと同じようなことが、
人生の後半で感じるんだと思います。
苦手で避けてきたこと。
わかっていても、やらなかったこと。
50代や60代に入った時、
今が一番幸せだ〜って感じるためには、
この凶星にしっかり向き合って、
努力しておくと、人生の着地点も明確になり
地に足がついた感じになると思います。
といっても、私自身もわかっていても
苦手なことにはかわりません。
私の場合は、紫微斗数なら化忌は天機星、
西洋占では、乙女座土星。
だから緻密に丁寧に、作業することや
計算などの数字に、めっぽう弱いんです。
でも自分の星を活かすには、
これらを意識しないといけません。
そこは仕事では、特に意識していて
空想・妄想・イマジネーション・感覚
これらは得意な領域ですが、
お客様にお伝えする時には、
より鮮明で、具体的にお伝えしないと
独りよがりの、自己満足な鑑定になってしまいます。

占いにいらしてくださるお客様は、
占いって怖いんじゃないか?
悪い結果だったら、どうしよう。
そう思って不安に感じられることも
多いのでしょうが、凶星を意識し
活かすことを考えた時、苦手意識も薄れ
自分の人生を、上手に生きていくことが
出来るんじゃないかって。
宿命や運命、運気ってのは
その人に宿るものです。
宿主が亡くなってしまえば、それまでのこと。
だから凶作用に怯えて生きるのではなく
そこを自分できちんと把握し、
上手に意識しながらコントロールしていって下さい。
神様がいるとするのなら、
そこまで薄情じゃないですから。
覚悟して、向き合って、苦手なことでさえも
努力したら、ちゃんとその分の副分は
与えてくれますよ。

良い星も悪さをする星も、
すべて自分のためのものです。
その人の人生に、その人を成長させるために
すべてはそこに存在しているんです。
だからね、そこまで凶星を嫌わないで下さい。
学生の時に、学年主任の先生とか
部活の顧問の先生とか。
厳しいことを言う先生って、
学生当時は苦手じゃないですか?
でも大人になってみると、
そこで言われたことは、後になって理解できたり
それがあったから、今があると。
後にその先生の指導に、感謝できる日も来ますよね。
それと一緒じゃないかって。
化忌や土星先生って、嫌われがちなんですが。
後に考えれば、その恩恵は大きなものになります。
得意なことで自分を伸ばし、
伸ばし切ったら、今度は凶星を意識してみる。
それだけで、人生の満足度って
だいぶ変わると思います。
*夢猫ムニャ*


