午前中に掛かってきた母の職場から3回の不在着信。母の孤独死を覚悟した瞬間。
こんにちは。
先日ですね、母の職場から私のスマホに
3回も着信がありまして…
時間は朝の10時過ぎ。
母の職場から、電話がかかってくることなんて
滅多にないので、機が動転して…
私が朝の掃除や身支度などで、
全然電話に気が付かなかったんですね。
母は70を過ぎた今も、週6のフルタイムで
飲食店で働いております。
朝は誰よりも早くに出勤して、
諸々の準備や段取りがあるみたいで。
定休日でさえも、職場にいって
明日の準備だの、洗濯機を回すだの。
帰った時には、一緒に出かけるにしても、
必ずお店によるくらいです。
ってことは、週1の休みでさえも
店に行っているので、
実際は週7、毎日通っています:笑
一体いつが休みなのか…
もうね、仕事が趣味なんです。
そう、止めても無駄ですから。
本人の好きなようにしたらいいんです。
働いているのも、母自身なので。

話を本題に戻すと、
母の勤め先から、電話がかかってくるってことは
①母が時間になっても、出勤していない。
えぇ========!!
家で倒れて孤独◯しているのか?
ついにこの時が来たか…
どうしよう、何から手をつければいいのか?
万が一、母が孤独◯していたら
まずは掛かり付けの病院に連絡するのか?
いゃ、とりあえず救急車?
でも冷たかったら、もう救急車も呼ばない?
もしくは、事件性がないにしても
まずは警察に電話をするのが先か?
こんなことって、滅多に経験しないですからね。
母はいつも朝7時半過ぎには、出勤します。
遅くとも8時には、必ず店にいますし
遅れたり休むなら、必ず事前に連絡するので、
無断欠勤なんてことは、絶対にないはず。
機が動転して、もう母が孤独◯しているんじゃないかって…
②もしくは仕事中に、倒れて救急車で
病院へ運ばれた?
時間が10時半だったので、
とりあえず出勤して、いつも通りの仕事をして。
その最中に具合が悪くなり、救急車を呼んだのか?
とにかくね、非常事態には間違えない。
母は今年の夏から一型糖尿病を、発症しています。
癌の治療薬の副作用で、膵臓が機能しなくなり
インスリンが全く出ないんですよね。
糖尿の怖いところは、合併症です。
よく『しめじ』っていいますよね。
心臓に目、腎臓。
この3つに合併症が出やすいんです。
母は腎臓の癌だったので、片方がありません。
行末は透析になるのか?
心配しているのですが、高血糖が続くと
血管がボロボロになるので、
それで倒れたんじゃないかって。

今月末からは、占い福袋の受付も始まるし
1月2月は、占い福袋。
3月、4月は年度末で変化が多いので
ご相談も増える時期です。
ゴールデンウィークくらいまでが、
繁忙期に入ります。
いゃ、ここで母が倒れたら
色々な意味でどうしようと。
頭の中は若干パニックでした。
でも3回も着信がついてるって、
よっぽどじゃないですか?
あぁ〜もうダメだ…
そう思って、母の職場のお店に
折り返しの電話を入れたんです。
出てくださったのは、何度もお会いしたことのある
アルバイトのおばさんです。
『あの、〇〇の娘ですが、お世話になります。
そちらから数回、お電話をいただいたようで…
母に何かあったのでしょうか?』
『あぁ〜娘さんね、ちょっと待ってね』
保留音もなしに、待つこと1分。
『いらっしゃいませ〜カウンターへどうぞ!』
どこかで聞き覚えのある声が…
そう、その声は紛れもなく母でした。
日曜の11時過ぎ。
母のお店はオープン直後で、
猫の手もかりたいくらい、忙しい状態が
受話器からも伝わってきました。
『もしもし、昨日ねスマホのアップデートのやつ
やったらパスワード要求されて。
わからないから、何度かやったけど
スマホが使えなくなって…
それで店から電話したんだけど、
今朝出勤して、他の人にやってもらったからいいよ。
もうね、このスマホ変える。
こんなのばっかり来てたら、使えないもん。』
おぃ、
お=========ぃ!!
たったそれだけの電話かい。
娘は母の孤独死を想像し、
母はスマホが使えない報告。
心配して損したわぁ〜。
前日に母からのLINEで、
アップデートの要求をやっていいのか?
確認がきていたんですけどね。
いいょ、やっても大丈夫だから。
そう伝えたものの、アップルIDが
上手く入力できなかったみたいです。
母は指紋認証の設定をしていなんですよ。
前に設定したら、飲食店で手荒れがひどく
上手く反応しないから、嫌だと。
設定を外したら外したで、アップルIDを
要求されてしまうんですよね。
紙に書いて持たせてあるので、
それを見ては時々、職場の若い方が
やって下さるそうなんです。
娘に変わって、母の面倒を見てくださって
本当に頭の下がる思いです。

電話の向こう側で、いらっしゃいませ〜と
言っている母の声を聞いた時は、
何かのドッキリ企画かと思い
その時点で、肩の力が抜けてしまいました。
まぁこれからは、こういったことが
多くなるし母に何かあれば、
職場や病院、警察なんかからも
電話がかかってきて、ドキってするんでしょうね。
肝を冷やすとは、このことですよ。
私の肝も1つしかないので。
あんまり冷やし過ぎれば、お母ちゃんより先に
あの世にいくかもしれません。
人ってね、面白いことに
こういう時って、瞬時に色々なことを
頭に思い描くんだなって。
私の中では、スマホの着信3回を見て
気持ちは東京駅でした。

子供みたいな母なので。
先日も母が病院帰りに、
ショッピングモールのファミレスで
友人と食事をしたそうなんです。
その中のカバン屋さんで、キャリーケースを
見つけたらしく。
今はSサイズの小さな物を、愛用しておりましたが
今年の夏に2週間入院した時に、キャリーケースが小さいと。
持って行きたくても、荷物が入らない。

何かあっても、すぐに来てくれる人もいないので
入院する時に、全部持って行きたいと。
いつ入院してもいいように、キャリーケースには
入院用具が入れてあるんです:笑
そして理想のキャリーケースに、出会ったそうで。
色も大きさも、すべて完璧だと。
そう思って買った商品がこちらです↓

なんてことでしょう。
目にも鮮やかなミントグリ〜ん。
ティファニーブルーみたいな色ですね。
20代の子が、韓国旅行に持って行きそうな
キャリーケースに、娘はもう笑うしかないのですよ。
いいんですけどね。
母が自分でお金を出して買った物ですし、
70歳を過ぎて、これを引いていたからって
犯罪にはならないでしょうし。
くすみパープルの自転車&ヘルメットに
サイヤ人のような金髪ヘアーで
ミントグリーンのキャリーを引く高齢者。
近所でも、話題になっているんじゃないかと。
70を過ぎて、母の暴走は止まりません。
でも本人が良いと思うものが、一番いいのですから。
娘からみて便利なものは、70過ぎの母には不便な物も
多いんですよね。
家電なんかも多機能なんて買った日には、
あぁ〜もうとんでもないですよ。
使い方がわからなかったら、電話の嵐ですから:笑
簡単、シンプル、アナログの三拍子が
結局一番使えるわけなんです。

まぁでも、母が黄泉の国へ行ってなくて良かったです。
一回予行練習も出来ましたし。
これがいつか本番が、来る時もあるんでしょうね。
色々考えさえられた、今回の一件。
もうドッキリは懲り懲りですから:笑
今年最後の大笑いです。
はぁ〜来年もまた、多分何かしら
お母ちゃんのことなんで、やってくれるでしょうが
とにかく年の瀬に、何もなくて
本当に安堵した1日でした。
*夢猫ムニャ*


