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占いは見えない、繰り返される負の連鎖を断ち切る道具になるかもしれません。

こんにちは。

昨晩のこと、久しぶりに蒸篭を

使おうと出してみたのですが、

残念なことに、カビておりました。

しっかり乾かしたつもりだったのですが、

乾燥がされていないと、こうなるそうで。

腹が立ったので、ステンレス製の蒸篭を

購入いたしました。

竹や杉、ヒノキの蒸篭もありますが

洗剤も使えないし、乾かさないといけないし。

そういう意味では、ズボラな私向きではなかった…

最初からステンレス製にすれば、良かったのですが。

見た目の雰囲気につられて、購入してしまったので

今回は勉強代だと思って、大事に新しい蒸篭を

使いたいと思います。

さてさて、今日はちょっと紫微斗数の

お話なんかをしてみましょうかね。

私が占いに興味を持ったのは、

20年前の28歳・29歳の頃でした。

2年別居して、28歳で離婚。

人生どん詰まりですし、

ちょうどサターンリターンの、土星先生が

巡ってくる年でした。

サターンリターンとは、西洋占星術でいう

試練や課題、成長のチャンスを促します。

といっても、その渦中は優しいものではないです。

どちらかといえば、大きな挫折や行き詰まりを感じ

自分の人生を見直す時期でもあり、29年周期で

巡ってくるので、次は58歳の還暦前ですね。

振り返れば、そんなサターンリターンの中で

自分の人生の3分の1を振り返り

どうしてこうも、人生がうまくいかないのか?

その原因を知りたいが故に、占い本を読み漁りましたし

色々な占い師の元へ出向きました。

その中で出会ったものが、紫微斗数でした。

手相や四柱推命、タロットなど

色々な占いで、みてもらいましたが

あれだけボヤけて見えた、

自分という輪郭やピントが、ピタッとあった瞬間。

占い好きではあったものの、初めて納得出来た占い。

そこから月1で東京に通い、占い師になりました。

生年月日と出生時間と出生地を使い、

お客様の輪郭を、浮き彫りにしていくこの占いの

面白さを知ったわけなんですよ。

占い師になって、良かったなと思うのは

人間関係がとても楽になりました。

星っていうのは、特性でもあり

その人の欲求が、星の特性として現れます。

好きなこと、苦手なこと、価値観、倫理観。

何をもって良しとするのか?

仕事や恋愛、人間関係などにおいて

何を一番大事にし、重視するのか?

そういうことが、分かりやすいんですね。

それまでは、

『普通こうだよね?』

『常識的に考えて、こうだから』

そうやって、自分の物差しで

人を図ってしまう所があり

イライラするし、ぶつかるし…

そうなると、楽しいものも楽しくないんですよね。

例えば私の友人には、紫微斗数の天機星(てんき)が

多いのですが、天機星は測る、計画するなどの

意味があります。

天機星は計画好きだったり、物事を順序立てて

きっちりかっちり、やるのが好きな人が多いですし

家なんかみても、テプラを貼って収納したり

本棚には、ジャンル別や大きさ順で

本がきちっと並んでいたりするんです。

私の友人は、天機・太陰星。

会社員の時なんて、隣のロッカーなのに

月とスッポンくらい違うんです。

私は天機星に命忌(めいき)という

苦手意識の星がつくので、ズボラでガサツなんです。

物の位置や、どこに何を置いてあるかの

記憶力はいいので、探してもすぐに見つけられますが

引き出しの中に、入っていればいい人なので。

一方の友人は、出勤時に着てきたアウターを

朝からピシッと折り目正しく畳み

小さなロッカーも、工夫して

上手に収納しているんですよ。

私は、出勤時に時間がないので、

アウターは丸めて突っ込めばよし!

中の私物も、とりあえず積み上げておくだけ。

収納が得意な天機・太陰の友人と

それが一番苦手な私。

対局におりますが、紫微斗数をやって

すごく理解が出来たんですよね。

まぁ天機星が全員几帳面とは、限りませんが

物を分類して整理整頓したり、

旅行にいくにも、ちゃんと計画を立て

事前予約も欠かさない人が多いんじゃないかと。

相手の星の欲求を理解すれば、

自分と違った特性をもっていても、

理解できるので楽なんですよ。

それに家の母なんかは、巨門星(こもん)という

星を持っております。

食べる、歌う、声、アナウンサー、マニアック

オタクといった感じが巨門星の特徴です。

母にはそこに、拗らせの自化忌(じかき)もつくので

若干厄介なのですが。

母も今は飲食店で働いております。

これも巨門星には、ピッタリです。

ただ巨門自化忌なので、口舌の災いも持っております。

言葉のチョイスが、若干おかしく不適切です。

あとは自化忌なので、昔からものすごい偏食です。

今でこそ病気をして、あれこれ食べますが

私が幼かったころは、夕食にぶどう一房とか

トマトスライスだけとか。

スイカは半分食べてしまう。

これご飯やおかず、汁物なしで

果物だけで一食終わるんです。

野菜とヨーグルトと果物だけで、生きておりました。

肉や魚なんて、一切食べないです。

それで本人は、大満足ですし

食事で、噛むのが面倒だといいます。

こんなトンチンカンな母のことも

紫微斗数を学んで理解できました。

だからいんです、本人が良ければ。

栄養価の高い物や、体にいい物をすすめても

巨門自化忌の母が、嫌だと思うなら

食べないのは、占い師として理解しているので。

その人の欲求が、そこに働くのなら

それを辞めさせることも、止めることも出来ないです。

ただね、意識をすることは出来ます。

自分には、そういう癖があるから

行き過ぎない、やり過ぎないように注意しょう。

そう思うだけで、いいんじゃないかって。

人なんて、そんなに簡単に変われないですし

占い師に言われて、明日からすぐ止めれるくらいなら

占いに来るほど困らないですし、悩まないでしょうから。

自分の持っている星から、欲求を知り

それをどう生かしていくのか?

ただそれだけなんですよ。

母なんか巨門自化忌だったら、

食べる、歌う、しゃべるは向いていない。

やったら失敗するから、止めといたほうがいい。

自化忌という、悪さする星があれば

そう言われても、おかしくないでしょうが

巨門星であることは、変えられない事実。

だったらこれをどう生かすのか?

ちなみに母は料理は下手なので。

飲食店で調理を任されていたら

私もお客様の安全を考え、反対したと思います。

母はホールや接客担当、やっても盛り付けくらいなので

味付けは全くしないんですよね。

母が味付けまでやっていたら、

どこかで事故がおきるでしょう。

昔から声だけは通るんです。

小柄なので、声量があるわけではないのですが

声だけは、人に褒められるらしく

若い頃に喫茶店で、アルバイトをしていたら

ラジオ局の人に、声をかけられたそうです。

それが母の唯一の自慢であり、

悪さする巨門自化忌を生かした瞬間ですね。

今もお店に来られるお客様は

『お母さんの声を聞くと、元気が出る』

そういって帰っていかれるそうなんです。

悪い星があったって、それは生かし方次第ですから。

悪い星=やってはいけない

そうではないと思います。

もちろんどんな星が、どのように悪いのか?

それにもよると思います。

例えば廉貞星(れんてい)に化忌や自化忌。

こういった凶の星がつくと、

相手を徹底的に、裁きたくなってしまうんです。

いくら正しいことだとしても、

そうなれば、人間関係は壊れていき孤独になります。

廉貞の持つ正義感が、化忌や自化忌がつくと

ブレーキが壊れた暴走列車のようになります。

そういった方なら、それを仕事にすればいい。

警察や法律の元に、働く仕事だったり

民間の企業なんかでも、不正を見抜く

セキュリテーの仕事をしたり。

クレーマーの理不尽な要求に、

毅然とした態度で対応したりすれば

廉貞星に化忌や自化忌がつく場合は

ものすごく適職になるんじゃないかって。

紫微斗数には、14個の星があります。

どれも個性がありますし、

組み合わせも考えると、様々な作用や

特性を生み出すことがあります。

星の悪さを、抑えることが出来れば

一番いいのですが、それが無理な場合には

自分の星の悪さを、意識すること。

そうすると、大きな失敗はしないですし

抑止力にもなります。

その次に、生かす場所を考えてみて下さい。

一番はお仕事がおすすめです。

母のように、巨門自化忌で飲食店。

通る声を生かしての接客。

でも調理や味付けはしない。

絶妙なバランスで、自分を生かしております。

向き不向きを、占いで知ることは出来ます。

でも絶対にやっちゃダメなんてことは

ないんじゃないかって。

自分がしたいと思うなら、やってみたらいいんです。

一度限りの人生ですからね。

それに仕事にしなくとも、プライベートや

趣味で自分を受け入れてくれる場所や

萎縮しないで、伸び伸びできる場所を

探してみるだけでも、違うのではないでしょうか?

変わりゆく時代の中で、自由でもあり

選択できる時代にもなり、情報も溢れている。

昔より生きやすくなったようで、

自分を持て余したり、孤独を感じたり。

生きやすいようで、どんどん生きづらくなっていって。

でも自分を見失ってはダメですよ。

自分の世界観を大事にし、信じること。

何を信じるかは自由でしょうが、

自分の絶対的な感覚や世界観。

それらはすべて、持って生まれたものから

作られるといっても、過言ではないです。

スマホを中をのぞいてみたって、

答えは見つからないでしょう。

答えは自分の中にある。

鑑定し、多くのお客様と向き合うなかで

そう思うんですよ。

意識を外向きにし過ぎたら、やられるだけです。

人を羨んで、人との違いに悩んだって

答えは見つかりません。

自分が良くも悪くも、どんな特性があり

抑えるところは、押さえどう生かすのか?

向き不向きはあれど、やってはいけないなんて

制限はないですから。

一度きりの人生ならやったもん勝ち、

同じ時間を生きるなら、楽しんだもん勝ち。

周囲の目なんて気にせずに、行ったもん勝ちです。

さぁ、冬至も近づいて参りました。

ここからまた、始まりますからね。

*夢猫ムニャ*

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