自分のことが嫌いで、ダメな自分しか目に入らない。そう感じている人へ。
こんにちは。
雨のクリスマスですね。
冬至も明けたし、あと数日で
年も変わりますね。
来年の運気を、前倒しして
聞きにきて下さるお客様も
増えております。
心の大掃除も大事ですからね。
そんな中、1年と数ヶ月ぶりに
いらして下さったお客様がいたんです。
いつも何かに迷われていて
心が晴れる瞬間が、ないそうなんですね。

お仕事的には、すごいお仕事を
されているんじゃないかって。
あまり外に情報を、漏らすことが出来ないお仕事で
秘匿性の高い職業のようです。
なので仕事の内容や、組織の構図など
あまり詳しくは、私も聞いたことがないのですが。
察する限り、いろいろな意味で、
とてもプレッシャーがかかる、職場なんじゃないかと
そう思って、お話を毎回お伺いしております。
お仕事で20代で海外も数年経験し
それだけでも、私にとっては尊敬でしかありません。
今は日本に戻り、数年が経ちますが
また海外へ行きたいと。
そうなれば、何カ国かを転々とし
数年は帰ってこれないそうです。

ご本人の希望は、海外勤務だそうで
日本にいるよりも、海外で仕事をする方が
生活も含めて、自分らしくいられるんだとか。
コロナ禍で帰国し、そこから数年。
戻ってすぐは、慣れない職場とプレッシャーで
心身のバランスを崩し、上司の配慮もあって
何度か休職されたそうなんです。
そろそろ戻って数年経つので、
また海外勤務になるんじゃないかと
ご本人は期待していたそうですが、
会社側の判断としては、休職のことも考慮し
また海外に行って、慣れない環境で
何かあっては困ると考えたのでしょうか?
今年は部署異動で、大きなプロジェクトに
参加することになったそうなんです。

お客様の持っている星をみても、
仕事は手を抜くこともなく
むしろ完璧主義じゃないかと感じました。
日中のプレッシャーと緊張感から
家に帰れば抜け殻のようになってしまい
何も出来ないそうです。
お部屋も片付けることも出来ず、
大変なことになっていて、
毎晩帰ってくれば、そんな状況にも
ウンザリされるんだと思います。
自分が日中に、頑張って仕事を仕上げても
手を抜く人や、やらない人もいたりして
他の部署とも連携しているため、
滞りなく仕事を仕上げて、次へ回してあげたいと。
でも気がつけば、自分だけが躍起になって
仕事をしていて…
他の人に、聞かれることも多いので
その度に手を止めることになっても
嫌な顔をせずに対応して。
そんな優しいお客様なんです。

初めていらして下さった日から丸5年。
いつも自分のことが好きになれず
完璧でないといけない…
そんな自分を許すことも出来なくて
苦しんでおられます。
他人から見れば、お仕事も経歴も
申し分ないと思いますし、
むしろ世間からみたら、羨望の眼差しで
見られるような環境に、いらっしゃるのではないかと。
自分を好きになるどころか、
どんどん嫌いになっていく…
苦しいだろうなと、そう感じるんです。
育った環境や、親との関係。
誰よりも人一倍努力して、
今の環境を手に入れたお客様。
しかし入った職場も、男性社会の学歴重視。
女性がいくらがんばっても、男性よりは
評価されにくい環境なんだそうです。
親の力も借りずに、すべて自分でがんばって
今に至ったお客様。
もっと自信を持てばいいのにと、
他人はそう思っても、本人は一向にそう思えない。

自分を好きになるって、簡単そうで
案外難しいんですよね。
私はね、そのお客様のこと。
お仕事や容姿、謙虚な姿勢も
すごく素敵だと思うのですが…
本人がそう思えないそうで。
自信て、人から言われてつく場合もあるし
人にいくら褒められ、認められても
自分ではそう思わない場合もあります。
今は自分を好きになれなくても、
いつか向こうからやってきた自分と
今の自分が、ハグ出来たら
ちょっと素敵なことが起こるんじゃないかって。
そう思うんですよ。
いつかどんな自分でも、好きになれるように
あれほど憎んだ自分でさえ、
お客様が自分を愛してあげられるように
私もその時を待っています。

完璧でなくたっていいじゃないですか?
世の中上をみれば、キリがない。
学歴も職歴も、容姿だって
自分以上に優れている人はいるわけで。
だけど、逆立ちしたって明日から
他人になれるわけでもないし、
憧れのあの人だって、悩みはきっとあるわけで。
だったら自分を大事にし、許し共に歩むしか
きっと出来ないんですよ。
自分を嫌ったところで、シールみたいに
ペロって剥がれてくれればいいのですが。
さすがにそうは、いかないですからね。
私からみたら、いらして下さったお客様は
もうすでに、多くのものを持っています。

社会的信用やお仕事。
海外経験に、語学だって出来る。
容姿も淡麗で、お仕事だって完璧でしょうし。
それでも都会の片隅で、自信がなくて
肩を小さく丸め、生きている
お客様が大好きです。
こんなに素敵なものを、たくさん持っているのだから。
自分をもっと大事にして、
いつか自分のことを、好きになってくれたらいいなって。
そんな日が来ることを、心から願っています。
ひとりじゃないです。
いつでも待っていますから。
やれるだけ、やってみて下さい。
ダメになりそうな時は、その時はいつでも
お越しください。
いつかお客様が、背筋をシャンと伸ばし
自分を好きになって、深呼吸ができますように。
*夢猫ムニャ*


