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あの日から9年。

だいぶ暖かくなりましたね。

もう春ですよ、だって暖かいですもん。

日中も暖房器具はなしで良さそうです。

そして今日は3.11の震災から9年。

あれからもう、そんな時間が経つのですね。

みなさんは、あの瞬間をどこで迎えましたか?

私は上京して、ちょうど一年目。

家の中は物が落ち、倒れていて

外に出れば悲鳴に近い声をあげる人。

夜になれば帰宅難民で、

青梅街道はあふれかえり、

ウォーキングデッドをみているようでした。




東北に比べれば、東京の揺れなど

比較的弱かったのかもしれません。

しかし今まで感じた震災のなかで

本当に恐怖を感じた瞬間でした

余震もつづき、コンビニからは

ごっそり商品が消える・・・

本当にゾンビ映画さながらの光景でした。

今もそれに近い状況で、日本がおかしくなっています。

あの頃の日本て、本当に大変でした。

もちろん9年経った今も、大事な何かを

取り戻せない方たちもいらっしゃると思います。



道路や建物が壊れて、物流はストップ。

物を作りたくても、たくさんの工場が

被災され生産は中止。

日増しにすべてのものが

街や店頭から姿を消し、いつ入荷されるかも

また余震が続き、どのタイミングで

震災が起きるかもわからないという

途方も無い見えない不安。

今回のコロナ騒動も、それに近いものがあります。

確かに先日のマスクやテッシュの不足。

よくわからない情報の数々。

何を信じて頼れば良いのか、

本当にわからなくなってきていますね。




そしてそれは日本だけでなく、

世界各国へと飛び火していていて

収束の目処はたちません。

それでも日本はなんどとなく、

戦争や震災、災害を乗り越えてきました。

失ってから気づかされることも

たくさんあります。

仕事だって、なくなれば困るし

食べ物や生活用品もそうですし、

健康だってそうですよ。

あって当たり前のものが

ある日突然なくなるということ。

これって一番こわいことかもしれません。




当たり前のことはひとつもなく、

あの震災を乗り越えてきた日本ですから。

みんなで助け合い、お互いが譲り合い

支え合って、励ましあって・・・

先ほどニュースをみていたら、

震災の時の炊き出しのおにぎりの味や

停電の中で食べたインスタントラーメンの味が

どれほど美味しかったか。

被災されたみなさんにとっての

希望の味だったそうです。

普段なら、インスタントラーメンなんて

なんとなく侘しいものに感じるでしょうし、

おにぎりより、ステーキや焼肉。

贅沢な食事をあげれば、キリがありません。



特に日本のような衛生状態がよく

物も豊富で豊かな国は、

そうした危機感を忘れてしまいがちです。

当たり前が多くなれば、

感謝の気持ちを忘れてしまう。

ライフラインだって、1つも止まってないし

マスクやテッシュはなくとも、

洗剤や石鹸など他の物は豊富にあります。

それから食料品だって、

スーパーにちゃんと並んでいますよね?

家族だって時間になれば

全員帰ってきませんか?

3.11のあの震災に比べたら、

今って、実はとっても恵まれています。

不安をいえばいくらでも言えますが、

やはりこの状況下で生活が成り立つことは、

だれかが頑張ってくれているということ。



コンビニや小売の人。

公共機関や交通に携わる方。

お店や銀行、病院、保育園。

大人の人で外出禁止、

自宅待機がつまらないと

そう嘆く人がいらっしゃいますが

自宅待機にしたくても、

できない人すらいるということ。

そしてその人たちのおかげで、

混乱せずに日々の生活が

変わりなく営めるありがたさ。

『〇〇県でコロナの感染者が出た!』

ワクチンも検査も進まないなかで

そこに何の意味があるのか?

具体策や解決策がないなかで、

いたずらに不安をあおる情報。

お役人さん、もう犯人探しは結構ですよ。



あの震災で多くのことを学びました。

津波なんて来ない、見たことがない。

それよりも火災や建物の下敷きになる可能性が

高いと思っていた常識を、

あの震災は見事に覆してくれました。

地震=高台へ避難。

海沿いに住む人の常識になりつつあります。

昔は天然痘や結核なども、予防策がないころは

本当に怖い病気だったんでしょうね。

それでも一番怖いのは、

日々の感謝を忘れてしまう人の心です。



恐怖があれば、なんでもできる。

あの日、あの瞬間。

何を感じたでしょうか?

だれもが抱えた命の危機。

形は違えど、今も同じことが起きています。

震災ならぬ神災。

バベルの塔のように、天からの雷が

地球に鳴り響いています。

イベントは自粛されても、

建物ひとつ壊れていない状況に

感謝しなければならないのかもしれませんね。

*夢猫ムニャ*



 

 

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