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2016 / 11 / 07 ブログ

気温がグッと冷えて、

寒くなってきましたね。

そんなこの時期に増えてくるのは恋のご相談です。

先日も30代の女性が、

かぎねこ亭にいらして下さいました。

久しぶりのときめく恋にどう向き合えばよいのか？

キュンと感じる感情をどう処理すればよいのか？

そもそもこれは恋なのか？

自分の独りよがりで相手はどう感じているのか？

そんな不安に押しつぶされてしまい、

どうしょうもなくなって…

とそのお客様はおっしゃいました。





確かに何年かぶりの恋に、

戸惑う女性も多いんです。

いつもは仕事ばかりで、

『出会いなんてない』と諦めていたり

『出会うのは既婚者ばかり』とか

『30代に入って自信を無くしてしまった』

『自分を好きになってくれる人なんて…』

そんな切実なお悩みを持つ難しい世代です。

婚期も逃したくない。

結婚も妊娠も諦めたわけじゃない！

でもここまできたら妥協して結婚したくない。

そうなんですよね。

このお気持ち、私もよくわかります。





人生経験が長くなると、簡単に恋が出来ないようです。

それに30代の女性って、仕事でもそれなりにスキルもあり、

組織でも重要な役割を果たしていたり、

時間もそんなに取れないし、

ってことは、仮に恋人が出来たとしても

そこに割く時間も限られているわけで。

若い時ほど毎日一緒にいたり、

比重を恋愛だけに置いたり、

そんな簡単にはいかないのが大人の恋なんです。

また歳を重ねると、社交辞令といいますか…

それなりに相手への対応も上手になります。

これがまたクセものでして。

なんとなく思わせぶりな感じに思えたり、

気があるのかないのかもわからない。

若さだけで人を好きになれていたあの頃が、

どこか懐かしく感じるのかもしれませんね。




今回のお客様も、そんなこんなで戸惑っている様でしたが、

一番印象的だったのが、

『彼と会うたびにワガママになってしまう自分がいるんです』

それをどこかで躊躇しているようでした。

仕事で脇目もふらず必死になって走ってきた30代。

ただ上を目指して『今が頑張り時』だと自分に言い聞かせ、

自分のお尻を真っ赤になるまで叩き、

その途中には、たくさん諦めてきたものもあったそうです。

そんなお客様が出会ってしまった突然の恋。

恋の仕方も忘れ、これが恋なのかもわからず、

でも会うたびにどんどん心は揺れて、

『もっと会たい、もう少しだけ一緒に居たい…』

このお客様も、相手のお仕事や環境については

自分のことのように理解はしているものの

それでも会いたい気持ちがつのり、

それは相手にとって迷惑ではないか？

ただの自分のワガママではないのか？

そう思ってしまった様です。







タロットでお相手の感情面をみたところ、

法王や恋人達のカードが上がってきました。

法王は共感や分かち合える感じを示し、

恋人達はキャッキャして楽しい様を表現しています。

『彼は迷惑だなんて感じてないですよ。

むしろわかり合える、一緒にいると楽しい！

そう思っているようです。』とお伝えしました。

お客様もこの言葉にホッとした表情を見せてくれました。

と同時にそれは恋する乙女、少女のようなお顔でした。

大人になると理性が効きます。

大人の恋はこの理性がネックとなり、

お互いになんとなく踏み込めない状態が長く続くんですね。

デートはしているものの、決定的な言葉が

いつまでたっても出てこない。

そんな感じになってしまいます。






恋愛でワガママになったって、

いいと思いますよ。

普段それだけ抑制されている証拠ですから、

心を全開にして、ダムのように感情を放流してみてください。

大人のワガママは、ワガママにみえて実はそうでもないんです。

『わがまま上手は愛され上手」

これ、恋愛の極意らしいです。

恋も仕事も我慢ばかりしていたら、

今度は不満の方が多くなります。

自分も仕事が大変だからこそ、

相手のことも理解できたりするのが大人の恋愛です。

節度ある大人だからこそ、時には自分にも相手にも

素直になって心を開いてみてくださいね。

恋に遠慮は無用です。

今夜は冷えますからね。

人恋しくなるそんな時は、ぜひあの人に勇気を出して

ご連絡してみてはいかがでしょうか？

＊夢猫ムニャ＊