占い師として永くお付き合いいただける幸せ。〜古いお客様が訪ねて来てくださいました〜
こんにちは。冷えますね〜
最近はですね、なぜか不思議と
昔のお客様がいらして下さることが
多いんですよね。
8年前にいらして下さったお客様は
すでに東京を離れて、地元へ数年前に
戻られたそうなんです。
今回コロナ禍も少し収まってか
東京にお仕事で、いらしたそうなんですよ。
その際に思い出していただいたそうで。
今回滞在中の貴重な時間を割いて
かぎねこ亭にいらしてくださいました。
そのお客様の8年前の命盤は、
もちろんちゃんと保管してあります。
が、書式も古いし字も汚い。
自分でもこんな命盤で鑑定させて
いただいたなんて、恥ずかしすぎましたので
今回は8年ぶりに、命盤書き換えをさせて頂きました。
8年越しにいらしていただいて
うちを選んでくださって、ありがたい限りです。
あの頃よりも8年経って、だいぶお年頃の
女性になられたお客様。
30代に入られて、恋愛や結婚のことを中心に
鑑定を進めさせて頂きました。
自分の恋愛の流れや、意識の癖をお伝えしたので
それを生かして素敵な方と出会い
結婚の流れに乗ってくださったらいいなと。
そんなお相手ができた時には、
相性などのご依頼をいただけると、
嬉しさ倍増でございます。
ひとりが二人になって。
結婚して家族が増えて…
そういう瞬間に立ち会えた時、
この仕事を続けて良かったなと。
そんな風にも思うわけです。
とても柔らかく素敵なお客様ですので
良き人と巡り合えるのも、そう遠くは
ないのではないかと思います。
そしてもう一人のお客様とも
数年ぶりの再会となりました。
初回が2013年か2014年頃なので
8年以上、お付き合いさせて頂くお客様です。
いつも何かあった時には、折を見てご相談を
いただいているんですよね。
最初の頃は、お子さんといらして下さって
その当時、お子さんが小学5年生くらいだった
覚えがあったのですが、久しぶりにお会いして
息子さんのお話を聞いたら、今年18歳の新成人ですって!
あんなに小さかったお子さんが…
人の子は早いといいますが、本当ですね。
かぎねこ亭では、お客様がご来店いただくと
命盤の裏に必ず来店日やご相談内容、
いろいろなことをメモ書きするんです。
もちろん前回の履歴も、書き込まれておりましたが
2019年の10月の来店記憶が最後でした。
武漢でパンデミックが始まったのが、
2019年の12月じゃなかったかと。
そこから疫病の始まりです。
このお客様の職業柄、感染に関しては、
かなり気を使うお仕事をされています。
3年ぶりの再会に、終始笑顔の鑑定となりました。
親御さんの介護も、3年前は大変で…
子供さんも思春期で、子育てと介護が
両方乗っかってきてしまい、
お仕事でも、かなりの責任ある立場で
華奢な体で、いつも十字架を背負っているような
そんな感じに見える方です。
持ち前の責任感の強さと、気力で
なんとか保っていられたんじゃないかと。
会えなかった3年間の、このお客様の
ご苦労を察すると、胸が痛むばかりです。
予約のお問い合わせをいただいた時に
一年前に移転したことを、お伝えしました。
移転の話は、ブログで読んで
知っていてくださったそうです。
久しぶりにお会いするお客様の中には
まだ高円寺にお店がある前提で
お問い合わせを頂いたりするんです。
お客様の移動時間や予定もあると思うので
『高円寺だったら行けたけど、三鷹までは
ちょっと遠いわ〜』
と感じるお客様も、きっと正直いると思うんですよね。
オンラインや電話鑑定にも、ご用意はございますが
お客様の顔が見れ、お互いの熱を感じる鑑定が
一番うれしいんですよね。
対面だってオンラインだって
何だっていいのはそうなんですよ。
手段やツール、道具の問題かもしれません。
鑑定ができれば、今の時代って
場所にも縛られずに、ネットで仕事が出来ますからね。
占いなんてのは、昔から電話鑑定があるくらいですから。
別に場所だって、首都圏にこだわらずとも
地方でも日本の裏側でも、どこでも出来ます。
実際にこのコロナ禍で、地元に帰られたお客様とも
zoomを使えば、お会いしてしゃべっているのと
なんら変わらないですもん。
それでもお客様が時間も交通費もかけて
こうして会いに来てくださる幸せ。
言葉で言うのは簡単ですが、本当にありがたいですよ。
これから人間の仕事が、テクノロジーの発達によって
奪われる時代が来るなんて、言われていますね。
無人レジに配膳ロボット、非接触なサービス。
ネットやスマホで、ポチッとすれば
何でも出来てしまう時代です。
便利といえばそうですし、人とわざわざ会わずとも
事が済むならそれで良かったり。
占いだってきっといつか、人工知能が
みなさんのお悩みに、淡々と答える日が
いつか来るといます。
友達がいなくとも、Siriがいればいい。
アレクサさえ居てくれれば、家族なんていらない。
そういう日も来るんでしょうかね?
昭和時代は犬も猫も、今みたいに
家族のように大事にされる時代ではなかったかと。
今のように完全室内飼いのことを
座敷ネコ、座敷犬なんて呼んだかと。
今は家族以上に家族ですからね。
犬やネコを超えて、ロボットが家族になる時代も
来るのかもしれませんね。
何業であっても、やはり最後は人なんじゃないかと。
同じようなサービスや、価格設定。
どこで買っても値段も同じ。
だったら最後の決め手は、サービスの良さだったり
そのお店の心地よさだったりするんじゃないかと。
歳を重ねていくと、これはもっとより顕著になります。
お店の人とお話をしたり、若い頃には面倒だったことが
勉強になって為になって、楽しくって。
お客様が調子の良い時はいいんです。
自力でがんばれる時は、どうかそのまま走ってください。
それでも長い時間走っていたら、小石につまずいたり
ガス欠になって立ち往生しちゃう日もくるかと。
そんな時に、思い出していただけたら
本当にありがたいですね。
8年越しにいらして下さったり、
かぎねこ亭の存在も覚えていて下さること。
箸にも棒にもかからないないような
鑑定にならないようにと、戒める今日この頃です。
こんな小さな個人の占い処を、
大事にしてくださるお客様と共に
今後も長い時間、お客様の人生の節目を
垣間見れ、携わることが出来れば幸いです。
変わらずお付き合い頂くお客様へ。
日頃よりご愛顧いただき
移転後も変わらぬお付き合いをいただき
感謝の気持ちでいっぱいです。
ありがとうございます。
*夢猫ムニャ*