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2023 / 04 / 09 ブログ

こんにちは。

先日電車に乗っていたら

若い男性がニトリやFrancfrancの

買い物袋を持っていたんです。

袋には、まな板やボールなど

キッチングッズがたくさん入ってました。

ちゃんと自炊するんでしょうね。

この春東京に出てきたばかりでしょうか？

そんな想像&妄想をしては、

楽しんでいる夢猫ムニャです。

最近はですね、お久しぶりのお客様が

本当に多いんですよね。

かぎねこ亭自体は、２０１０年に

産声をあげ、２０２１年１０月までの

１１年半東高円寺に居たんです。

そこから２０２１年の１２月に

三鷹に移転して、今は一年と半年弱でしょうか。

あのまま、あの場所で続けていたらと。

良くも悪くも想像しない日は、ございません。

最近の傾向として、なぜか１０年前くらいの

お客様が、またいらして下さることが多くて

驚いております。

１０年も経てば、かぎねこ亭も

移転してしまうくらいですから。

お客様におかれましても、

様々な変化があるわけなんですよ。

結婚された方や、ママになった方。

高円寺界隈から、お引越しされた人や

地元に帰られた方、転職された人など

お客様の数だけ、変化もあります。

それでも、１０年近く前の鑑定の内容を

覚えていて下さっていて、

またいらして下さるんですよね。

１０年前の人の話の内容って、

そんな簡単に思い出せるものでも

ないのでしょうが、お客様は

『あの時、こんな話をされて…』

それをきっかけにして、頑張って下さったり

ある程度の結果にして、数年後に見せてくれたり。

本当にありがたい限りです。

また行こうと思って、検索して下さった時に

うちが三鷹に移転していて、驚かれたお客様も

やはり多いようです。

あの頃は、右も左もわからずに

とにかく必死でしたから。

免許とりたての人が、初めて路上に出たみたいな。

土地勘もないし、東京って流行り廃りの

新陳代謝がものすごい早いんです。

家賃も高いし、お店を開けて半年しないうちに

閉店しているなんてことも、ザラです。

そんな初心者マークのかぎねこ亭が

周りの人に支えながら、お客様に守られながら

亀の歩みで、どうにかこうにか１０年が経った頃

移転を考え始めました。

多分ね、コロナがなかったら

考えもしなかっただろうなと思うんです。

高円寺に居続けて、いつでもお客様が

困った時や悩んだ時に、受け入れられる体制で

居たかったのは本音です。

あの頃って、ご近所のお客様が

本当に多かったですからね。

そして今もその頃のお客様は、

電車を乗り継いで、

通って下さるお客様が多いことにも

頭の下がる思いです。

高円寺時代のお客様が、いらして下さる度に

自分達がどれほどお客様に恵まれ

支えていただいているかを、痛感させられます。

そんな中、今回も約１０年ぶりに

いらしてくださったお客様が

いたんですよ。

１０年前は、かぎねこ亭の

ご近所さんだったそうなんですが

今はご結婚されて、高円寺から

だいぶ遠いところに、お引越しされたそうです。

自分でお仕事をされながら、それなりに

ここ数年で築き上げたものはあるものの

どこかで違和感を感じ始め、

一度全部リセットしたくなっちゃったそうなんです。

そんな時に、思い出していただいたのが

かぎねこ亭だったそうなんです。

ありがたいですね。

本当ありがたいですよ。

１０年前のことなので、私自身も

お客様に何を伝えたか？

全く覚えてはないのですが、

お客様は鑑定の内容を、とても覚えていて下さり

自分の感覚と鑑定の内容を、擦り合わせながら

走り続けて下さった１０年だそうです。

『お客様の中で、生き続ける言葉を…』

これが私のなかのモットーでもあります。

占いなんて、究極無くたって

死にはしませんからね。

どんなお客様も、いろいろな意味で

次に会えると思ってはいけないと。

自分への戒めもあります。

だから伝え忘れがあることが

私自身、一番悔やまれることなんです。

お金の問題、云々は抜きにして

鑑定の時間を少し時間を過ぎたとしても、

どうしても、今伝えておかなければならないことを

伝えないと、後悔するんじゃないかって。

蠍座の夢猫ムニャは、そう思うんですよ。

常連さんだから、次も来てくれるなんて

お客様のご厚意に甘えていたら、

この仕事は成り立ちません。

１０回いらして下さったお客様でも、

１１回目はいらっしゃらないかもしれません。

お客様が急な事情で、東京を離れる場合もあれば

もっと自分に合う占い師さんを

見つける場合だってあります。

それはそれで、お客様にとって

より良い結果となれば、それで十分です。

お客様が満たされ、しあわせに暮らしていただくこと。

ただそれに尽きるものは、ございません。

今回１０年ぶりにいらして下さったお客様が

帰り際にこんな事をおっしゃって下さいました。

『占いで１０年続くって、すごいですね！』

もったいないくらい、ありがたいお言葉であり

これはお客様とかぎねこ亭が

共に歩んできた時間でもあります。

始めた頃は、向こう先３年も

見通しが立たなかったでもん。

それでもお客様が何かに悩んで

迷って苦しくなった時に、

検索して下さった時に、

お店がなくなっていたら、大変じゃないですか？

また行きたいと思っても、閉店してしまったら

全くもって意味がなくなっちゃいます。

確かに高円寺からは、いなくなってしまい

パニックになって、探して下さったお客様も

いたくらいです。

コロナ禍が終わりを迎えつつあり、

飲食店や会社も含めて、閉店するお店の数の多さに

驚きを隠せません。

吉祥寺なんかも、知名度がある分

大型店の進出もありますが、

大手でさえ、バタバタ消えていく怖さに

時代の流れを感じております。

『お客様の中で、生き続ける言葉を…』

そのスタンスは変わりません。

いつ何時どうなるかなんて、

わかりませんからね。

それでも、お客様の心に伝えた何かが残っていれば

どこかでそれが役に立つ時がくると。

心が折れて、立ち上がれない時に

『昔、占いでこんなこと言われたな〜』って。

ぼんやりとで構いません、思い出していただければと。

お客様の糧となる言葉を、伝えておきたい…

人は言葉に傷つき、また言葉に癒される生き物だからです。

だから良い言葉を、心にグッと刺さるキーワードを

自分の糧となるような、お客様の中で生き続ける

そんな鑑定でなければ、お客様からお金を頂いて

仕事にすることはできません。

東京には無数の占い館や、メディアで活躍するような

有名な占い師の方々も、たくさんいる中で

かぎねこ亭を選んで頂いたのも、

何かのご縁ですからね。

うちにいらして下さったお客様には、

しあわせで穏やかに、満ち足りた生活を

して欲しいと心から願っております。

＊夢猫ムニャ＊

 

※４月１１日(月)・１２(火)は定休日となります。