60年に一度の大変な時期を、自分の努力と不屈の精神で凶を吉に変えたお客様。
こんにちは。
暑くてとろけてしまいそうです。
外に出た瞬間に、汗が吹き出しますね。
熱中症には、くれぐれもお気をつけ下さい。
先日は、昔馴染みのお客様がいらして下さいました。
どうでしょうか、多分一年ぶりくらいの
再会だったと思います。
お客様にとって、昨年がとても大きな運気のうねりにあって
少し心配ではあったんです。
四柱推命って聞いたことがあると思いますが、
生まれた年、月、日、時間の4本の柱で
その人の持っている特性や運気をみるものです。
60個の干支を使って判断します。
今年はウサギの年ですね。
子、丑、寅… 十二支はわかると思いますが
それ以外にも、甲、乙、丙、丁など
十干を使います。
鬼滅の刃の鬼殺隊には、階級があるそうで
炭治郎や善逸、伊之助なんかは
十干の一番最後の『癸』の階級です。
十二支と十干の組み合わせを使って
四柱推命は判断していきます。
全部で60あるこの組み合わせ。
生まれた日の日干支と同じ年干支が巡ると
金鎖殺といって、ちょっと大変なことが
起きるわけなんです。
これは60年に1回しかきません。
私は高校3年生の18歳で経験したので
次は78歳です。
生きているのかもわかりませんが、
早くに経験すれば、人生の後半で起きる場合もあるし
逆に40代や50代で起きれば、
100歳くらいまで、長生きする方なら
2度目を経験するでしょうが、
何歳で金鎖殺が起きるかは、人それぞれなんです。
私もたくさんのお客様を、日々鑑定させていただく中で
60年に一度巡る金鎖殺のお客様と
向き合ってきました。
なかなか離婚出来なかった人が、
やっと離婚が出来たり、仕事で過度なプレッシャーを感じ
身も心もボロボロになってしまった方が
人生でお金や地位以外の大事なものに気が付いたり。
愛する大事なペットをなくし、絶望の中から
生涯のパートナーを見つけられたお客様なんかも
いらっしゃいました。
金鎖殺が巡る一年って、本当に苦しいんです。
ただ誰も助けることは、出来ないんですよね。
洗濯機で洗われて、デトックスするような
一年だったりするので、洗濯が終わる頃には
真っ新な自分になっていたり。
ジェットコースターの傍にいる、
お姉さんのような感じで、お客様を見送ります。
金鎖殺はジェットコースターに乗ったり、
洗濯機で洗われるような一年です。
ああなって、こうなって。
まだ続くのか…
もう良い加減、終わってくれ〜!
その一年は、そんな感じだと思います。
これだけ書くと、何とも恐ろしい感じに思えますが
安心して下さい、死にはしませんから。
ジェットコースターだって、あれだけの恐怖を味わっても
ちゃんと元のスタートラインに、帰ってくるじゃないですか?
そんな感じに近いと思います。
少し話が逸れてしまいましたが、
先日お越しくださって、久しぶりの再会となった
お客様に、去年の金鎖殺がどんな感じだったのか?
聞いてみたんですね。
そしたら、それはそれでものすごく
大変だったらしいんです。
この一年、本当に短い期間で努力されて
やっとの思い出、念願の切符を手に入れて
自分の長年の夢を、実現されるそうです。
そうなると、一旦東京を離れることになるので
そのご挨拶も兼て、いらして下さったそうなんです。
ありがたいですね。
このお客様と初めてお会いしたのが2015年。
転職や結婚など、いろいろなことで
ご相談を受けてきました。
お伝えした言葉を、自分なりに消化し
宿題のように1つ1つこなして下さって。
自分で人生を切り開いていく強さに
いつもすごいなと、感心させられるばかりでした。
昨年はこれから始まる夢のために、
必死でお勉強をして、その準備に追われていたそうです。
私には想像も出来ないですが、
どう考えたって、1年で準備できるものでは
ないんだろうなと、話をうかがってそう思いました。
まだまだ若いし、ライフイベントもたくさんあります。
夢が叶った、そこがゴールではなく
その後の自分のキャリアも考えて、
『やるなら今しかない!』
60年に一度巡る金鎖殺を、
上手に活かされた例だと思います。
本来であれば、そのお話は5〜6年前から
ずっとご相談を受けておりました。
コロナ禍もあって、話が頓挫したり
二転三転するなかで、腐らず諦めず
機が熟すのを待って、努力を怠らなかった
お客様自身の賜物です。
金鎖殺って、確かに怖いのですが
その時の底力って、本当にスゴいと思います。
何か新しいことを始める時は
金鎖殺に限らず、やはり大変なんですね。
けっして容易でもなく、茨の道だと心得て
踏ん張って、火事場の馬鹿力と
不屈の精神でことを成していかれる人も
多いですからね。
その一年は、とんでもな一年で
ちっとも良くないし、散々だったと思っても
数年後、振り返ってみたら
そこが人生のターニングポイントに
なったお客様をたくさん見てきました。
だからこそ、逆にそこを狙って当てていく。
あえて大変なことを、60年に一度めぐる金鎖殺に
当てていくことで、上手に活かせると思います。
昨日のブログにも書きましたが、
人生は筋トレなんですよね。
辛さは心の負荷なんです。
最初は軽い負荷から初めてみて
そのうち心の筋トレを続けたら、
30キロぐらいの重さも、楽々あげられます。
矢でも鉄砲でも持って来いですよ。
最近は親に叱られたり、
理不尽なことを言われる機会が
昭和に比べて減っているのかもしれません。
なるべく肯定して、育てるのが
今の育児の鉄則なのでしょうが
社会人になるまでに、心の筋トレをしないと
社会に出て、いきなり10キロ、20キロって
上司から積まれても、心は折れてしまいます。
辛いことって、出来るだけ避けたいのも本音です。
良いことだけで生きていたいし
楽しいことだけしていたい。
それでも自分の意思に関わらず、
長いこと生きていれば、良くも悪くも
様々な出来事に見舞われるのが人生です。
この金鎖殺が、すでに過ぎた方もいるでしょうし
これからだったり、2度目を迎える人も
きっといらっしゃるでしょう。
自分の運は自分で切り開いていく。
誰にも左右されることもなく、
ただただ自分の意思で進むこと。
究極のところ、それだけなのかもしれません。
今回いらして下さったお客様も、
きっと叶えた夢の中で、また戦って努力して
大きく成長して、戻ってこられた時に
お会いできることを、楽しみにして。
環境は違えど、こうしてがんばっていらっしゃる
お客様を励みに、また夢猫ムニャもがんばります。
*夢猫ムニャ*