お悩みには適した占いがあります。なぜ複数の占術を占い師は使うのか?
こんにちは。
年の瀬迫る12月、いかがお過ごしでしょうか?
私もやることだらけで
気持ちがソワソワしております。
そうそう、あまりブログでは
書いていないのですが
占い福袋の告知も、もうすぐしますからね。
お客様からも、
来年の1月は、占い福袋やりますか?
そうご質問を頂くことが
最近多くなりました。
ちゃんと例年通り、占い福袋を
来月は開催いたします。
詳しい内容や、受付開始日など
もう少しお待ち頂ければ幸いです。
さてさて、今日は少しだけ
占いのことを、書いてみようと思います。
占いって、一言で言っても
たくさんの種類がありますね。
タロットや手相、四柱推命や
12星座を使ったホロスコープ。
数字を用いた数秘術などなど
これらは占い師でなくとも、
なんとなく聞いただけで
ピンとくるメジャーな占いではないでしょうか?
占いは大きく分けると、命・卜・相
の3つに分類されます。
ちなみに『卜』は『と』と読むのではなく
『ぼく』と読みます。
卜術とかいて、ぼくじゅつです。
命術というのはですね。
生年月日や出生時間、出生地などの
お客様自身の生まれ持ったデーターなどを
使って占います。
命術に当たるのは、そうですね。
四柱推命やホロスコープ、
それから紫微斗数も命術になります。
その人の本質や適職、意識の癖や
元々生まれ持った運気全体を、みることが出来ます。
2つめに卜術。
これはですね、偶然性を利用した占いです。
例えば子供の頃に、靴をなげて天気を占ったり
したことはないでしょうか?
たまたま出たカードやサイコロの結果などから
物事の吉凶や流れを占うのが卜術。
タロットやおみくじ、ルーンに易、オラクルカードも
この卜術に該当します。
最後は相術です。
これ形をみて、判断するものです。
例えば手相なんかは、相術の代表格です。
人相もそうですし、それから土地や家の形をみる
風水、そして姓名判断も
この相術に入ります。
私が占い師になった時は、
師匠から、命・卜・相を1つづつ持つこと。
これが占い師として、お金を頂く
最低条件だと言われました。
命術は、紫微斗数。
卜術は、タロット。
相術は、手相。
この3つをチョイスしました。
命・卜・相には、それぞれの用途があり
ご相談に対して、適した占いがあります。
例えば今の会社を辞めようか?
残った場合、辞めた場合はどうなるのか?
そういった近々の流れを知りたい。
そういった時は、卜術が向いているかなと。
易は割とズバッと、スパッと竹を割ったように
潔く吉凶や結果を出してくれるような感じです。
タロットはもう少し、感情面や
微細な振り幅がカードに出やすい
感じでしょうか。
基本的にタロットは、長い先までみることは
難しいとされています。
見れても3ヶ月、半年。
MAX1年くらいではないでしょうか?
見る期間を、伸ばせば伸ばすほど
結果が少しぼやけてくる。
卜術は例えるならば、虫眼鏡みたいな感じです。
卜術のなかでも、特に人気なのが
やはりカードを使った占いですかね。
タロットといえば、聞いただけで
みなさん、どんな占いか
想像出来るのではないでしょうか?
タロットは直近の流れや、
人の感情面にフォーカスするのが
得意な占いです。
例えば人間関係で悩んでいて
周囲が自分をどう思っているのか?
恋愛なら、相手の気持ちはどうなんだろう?
そういった感情の揺れを出すのが
タロットは得意であり、
感情面からどんな流れになっていくかを
みていったりもします。
手相やタロットは占いでも
かなりメジャーですし、
占いにおいての認知度は高いです。
タロットや手相だけでも、
鑑定自体は可能なのですが…
例えば恋愛などのご相談を
相手の気持ちや今後の流れを
占ったとします。
話が進んでいくうちに、
『そもそも私に合う相手って
どんな人でしょうか?』
というようなお話になったり。
転職などのご相談も同じく、
今の職場を辞めるか悩んでいます。
辞めた方がいいのか?
続けたらどうなるか?
今後の流れや、就活について
占うことは出来るのですが。
『私にとっての適職って、何ですか?』
そういうお話になった時に、
やはり詳しくみるのには、
どうしても、生年月日や出生時間から占う
何かしらの命術が必要になります。
みなさんも、具合が悪くて
病院に行った時に、診察してもらいますよね?
問題のある箇所をみたり、
聴診器を当てられたり。
それでも見ただけで、判断がつかない時は
精密検査や血液検査を受けると思います。
その部分が占いでいうところの
命術の部分です。
今の仕事や恋愛の状況。
直近の数ヶ月の流れは
卜術などのタロットや易でみれても
やはり根本的に恋愛の趣味嗜好や
適職、お金か?やりがいか?
それとも人間関係重視で
お仕事を選んだ方がいいのかは、
やはり持って生まれたお客様の
根本を見ないと、何ともいえません。
かぎねこ亭の場合は、
紫微斗数でいくら、
タロットを追加していくらといった
占術で料金が決まっているわけではなく
お時間の中に、紫微斗数やタロットを使って
総合的に判断していきます。
紫微斗数に限らず、詳しく占いをするには
どうしても詳細で正確な出生間が
必要となります。
朝方や夜といった、大きなくくりでの
出生時間では、作盤できないので
出来れば何時何分、多少の誤差については
ご相談頂ければ幸いです。
何らかの事情で、出生時間が不明な
お客様に関しましても、
出生時間まで用いるものに比べたら
少し精度は劣りますが、
年、月、日までを使って
占うことは可能です。
命術は持って生まれた本質や
特性、ここからの長期に渡っての
運気の流れをみる、望遠鏡。
タロットや易などの卜術は
直近のところをズームでみる
虫眼鏡の役割だと思って下さい。
虫眼鏡では、遠くは見えないし
望遠鏡で近くを見ても
ぼやけてしまいます。
どちらが優れているとか
良い悪いではありません。
占術もやはり、用途によって使い分ける。
炒め物ならフライパンでしょうし
汁物なら鍋といった具合に、
お客様のお悩みにあわせて
占い師は占いを使い分けます。
もちろん卓越した占い師の方であれば
手相だけ、タロットだけでも
充分に未来を予測し
ズバッと答えが出せる方も
いらっしゃいますので、
どうか誤解のないように。
私とボウケン先生でも、
使う占術などは違います。
紫微斗数やタロットは共通ですが、
ボウケン先生はそこに易も入れます。
私は易は使えませんが、
ホロスコープも判断に加えます。
紫微斗数は出生時間がないと
出来ないというのが、ネックなのですが。
せっかくお客様に頂いたデーターが
あるのであれば、
生年月日と出生時間と出生地を用いて
紫微斗数・四柱推命・ホロスコープ
3つの命術を用いて、場合によっては
そこにタロットも入れていく。
そんなやり方です。
3つの命術を用いた時に、
お客様の意識のベクトルや
ピンとが合いやすくなるんですよね。
前はホロスコープは使わなかったのですが
ここ数年で、ホロスコープを
鑑定に使うようになって、
お客様に伝えられる幅が増えた気がします。
こんな難しい占いの話をしても
お客様にしてみたら、何のこっちゃ?
というお話かもしれません。
私たちも仕事なので、
お客様から対価は頂きます。
ですが頂いた金額以上に
ベストを尽くしたいと
いつも思っています。
私はさそり座なんですが、
さそり座ってね、死と再生の星なんです。
さそり座の最も後悔することは、
伝え忘れなんだとか。
次に会えるとは限らない。
2度と会えないかもしれない。
そう思うと、伝えられるうちに
伝えておかないと、後悔するんです。
お客様にしてみれば、
ご迷惑なお話かもしれません。
もちろん常連さんや、高円寺時代から
長くお付き合い頂いている
お客様もいらっしゃいます。
『また来ますね〜☆』
そう言って帰っていかれても、
次に会える保証なんてないですからね。
特に今は理由なく人が亡くなる時代です。
若くたって関係ありません。
それに鑑定中に失礼があれば、
いくら永くお付き合い頂いていても
2度と足を運んでもらえないと。
いいんですよ、お客様が占いが必要なくなったり
自分にもっと合う占い師さんを
見つけて下さったのであれば、
それはそれで良いことですから。
でも自分自身が、鑑定を終えた時に
『あぁ〜このこと、伝えとけば良かった…』
そう落胆したくないんですよ。
この業界自体は、世間からみたら
あまり歓迎されない業種だということは
よくわかっております。
人を不幸にして、言い方は悪いですが
お客様を食い物にする同業者がいることも
残念ながら事実です。
もちろんそれ以上に、努力されている
占い師もたくさんいます。
始めるのは、簡単な商売ですが
お客様との信用なしにして
本業として、食っていくのは
とても難しい世界なんです。
お客様には鑑定料以外にも
たくさん与えて頂いているものがあります。
占い師は師匠に教えられ、お客様に育てて頂く
そんなお仕事なのかもしれません。
一般の方からみたら、占術の種類や違いも含め
ムズカシイことばかりかもしれません。
今日は少しだけ、占いの種類や違い、
使い方などについて、ブログを書いてみました。
こんなブログでも、
何かしらの参考になれば良いんですけどね:笑
あまり受け身になりすぎず、
今の自分の考えやビジョンがあって、
その答え合わせや確認などに
占いを上手に活用してくださいね。
*夢猫ムニャ*
※12月7日(木)は定休日となります。