占いは生年月日だけでも占えますが、正確な出生時間が重要になる理由をお話しします。
こんにちは。
ご無沙汰しております。
最近は忙しくて、なかなかブログが書けず
申し訳ない限りです。
先日師匠の中島先生が、
ユーチューバーのラファエルさんの
企画で占っておりました。
画面越しに、中島先生の鑑定を
拝見させて頂きましたが、
学ぶことが多く、勉強になりました。
また元気そうなお姿を拝見できて
安心しました。
さて今日はですね、出生時間について
ブログを書いてみようと思います。
みなさんは、占いに行かれたことは
あるでしょうか?
占いといっても、占い師が使う
占術はそれぞれです。
知名度が高いのは、圧倒的に
タロットや手相ではないでしょうか?
お客様もこの2つは、どんなものを使って
占うのかは、想像がつくと思います。
占いも大きく分ければ、
西洋占と東洋占いがあります。
そして東洋や西洋に関わらず、
命(めい)・卜(ぼく)・相(そう)
大きく分けてこの3つがあります。
さらにその上には、ヨガや呼吸法の山術
それから鍼灸や整体、漢方などの
医術というものも存在します。
これらを合わせて、東洋五術といいます。
占いでは、命術は生年月日や出生時間を用いて
その人の生まれ持った物をみます。
いわゆる自分に宿った宿命の部分ですね。
これらは変えることは出来ません。
そして相術とは、形をみて判断するものです。
手相・人相・風水・姓名判断・印相などが
相術の代表です。
最後に卜術ですね。
とじゅつではなく、ぼくじゅつと読みます。
サイコロやカードなど、
その時に出たもので判断していく占いです。
昔、『明日天気にな〜れ〜♪』と
ブランコから靴を投げ天気を占った。
そんな記憶はございませんか?
実はあれも、簡単な卜術なんですよ。
お客様の中には、生年月日や出生時間、
出生地などを聞かれると、
正直めんどくさいし、そんなのすぐに判らないよ。
そう思われても、致し方ないことだと思います。
生年月日や出生地はわかっても、
詳細な出生時間なんて、正直わからない。
それがお客様の本音だと思うんです。
では、なぜ正確な出生時間が必要なのか?
実はですね、東洋の占いでは
2時間でひとくくりとします。
紫微斗数もそうなんですが、
1日で12枚の命盤が存在します。
① 23時〜1時
② 1時〜3時
③ 3時〜5時
④ 5時〜7時
⑤ 7時〜9時
⑥ 9時〜11時
⑦ 11時〜13時
⑧ 13時〜15時
⑨ 15時〜17時
⑩17時〜19時
1119時〜21時
12 21時〜23時
この時間の区分を使います。
さらに時差も加えます。
兵庫県の明石を起点に、
西に行けばマイナス。
東に行けばプラスです。
東京は➕19分。
福岡は➖18分。
生まれた時間から、時差を計算し
その時刻が1〜12番までの
どれに該当するかで作盤します。
例えば朝の8時半くらいに、
東京で生まれたというお客様。
東京の時差の19分を足しても、
午前9時まではいかない。
ということは、⑤の7時〜9時で作盤するのですが…
後になって、調べたら実は8時48分でした。
ということがわかると、どうでしょうか?
8時48分➕19分で、9時7分。
となると⑥の9時〜11時の命盤になります。
1つ命盤が変わるだけで、
星の配置がガラッと変わってしまう
場合もあるんですね。
7時〜9時までの命盤と
9時〜11時の命盤では、
全く別物になるわけです。
東洋占いは、まだ2時間単位ですが
ホロスコープなどでは、数分違うだけで
やはり大事な箇所が大きく変わる。
出生時間とか、調べるのめんどうだし。
もっと簡単で手軽なタロットでいいよ。
そんな声すら聞こえてきそうなのですが…
タロットや卜術などは、占える時間軸が短く
また今抱えている問題が、直近どうなるか?
そういったことを占うのには、向いています。
例えば、今の仕事が辛いので
転職活動を考えているが、どんな流れになるか?
転職活動にあたって、何を気をつければいいか?
そういったご質問なら、タロットでもみれます。
ですが鑑定を進めていくと、必ず聞かれるご質問。
『そもそも、どんなものが自分に向いていますか?』
そういった適職のお話になれば、
やはり宿命の部分である、
生年月日と出生時間と出生地などを用いた
命術が必要になってくるわけなんです。
生年月日を知らない人は
恐らくいないでしょう。
面倒なことを言わず、
生年月日だけで、さっさと占ってくれよ!
そう思うお客様のお気持ちも
痛いほどわかります。
出生時間を調べて頂くことが
どれほど大変なことかは、
心得ているつもりです。
生年月日は覚えているのに
正確な出生時間はわからない。
覚えていない。
出生時間を用いて占う占いは
例えるなら、オーダーメードのような仕上がりです。
S・M・Lのような
ざっくりしたサイズ感でも
困らないのでしょうが。
同じMサイズだって、
手の長さや肩幅は人それぞれです。
しかし同じMサイズだとしても
自分の体に合わせ、採寸した物は
フィット感も格別ではないでしょうか?
同じ生年月日でも、生まれた時間が違えば
詳細な結果は、当然かわります。
生まれた年だけで判断するのか。
生まれた月日で判断するのか?
そこに加え、同じ日でも
生まれた時間を用いて、より詳細に占うのか?
占いに行きたいと思ってから
生まれた時間を調べるのは、
大変なことです。
お子さんが生まれた時に
記念品なんかを作るでしょうが。
ぜひわかるところに、
普段から見えるところに
生年月日や体重とともに
出生時間を一緒に記載してあげて下さい。
我が子が、人生に悩んで
占いにでも行きたいと思ったら。
出生時間を知っているだけで
だいぶ助けになると思います。
出生時間は、一度調べておけば十分です。
自分で覚えておけば、
何度も調べる必要もありません。
生まれた時間帯や、数分の誤差であれば、
場合によっては、紫微斗数の命盤を
ご用意することは可能です。
私の場合は、そこにホロスコープも
加味して総合的に判断します。
紫微斗数は14個の主星を使いますが、
同じ星でも、魚座なのか、獅子座なのかで
欲求や特性も変わってくるからです。
お客様の生年月日と出生時間と出生地を使って
紫微斗数・四柱推命・ホロスコープ。
この3つを出した状態で鑑定します。
3つのフィルターを通した先に
見えてくるものがあるんです。
紫微斗数と四柱推命だけでは
ピンとこなかったことも、
ホロスコープやサビアンシンボルと使うと
とてもしっくり仕上がります。
お客様はきっと結果を知りたい、
今の悩みに対して、どう対処したらいいか?
それをお知りになりたいわけで。
占術を詳しく知りたいわけでも
ないでしょうから。
かぎねこ亭は時間制なので、
特殊なもの以外は、
時間制でご料金をいただきます。
紫微斗数や四柱推命、ホロスコープや
タロットなど、何を使っても
占う分数によって、ご料金が変わります。
鑑定はお客様がいらしてから、
始まるようで、実は準備している
作盤の段階から始まっています。
お客様の今の状態を把握し、
こんな悩みかな?
この事でつまずいているのかな?
そういった事に、思いを巡らせ
1文字、1文字を命盤に書き足していきます。
手書きで作盤をするのも、
1枚あたり15分から20分ほどですかね。
これでも、だいぶ早くなりました。
勉強したての頃なんて、
命盤を1枚仕上げるのに、
1時間以上かかってましたから:笑
でもね、みなさんに誤解されて欲しくないのは
手書きだから優れているとか。
パソコンソフトで出した物がダメとか。
そんなことはないですからね。
占い師のやり方によっては、
タブレットやパソコンで、
対応される方もいらっしゃいます。
1日の来店数が多ければ、
当然手書き対応は無理なわけで。
書いてある内容も、手書きとパソコンは
命盤自体は変わりません。
私の場合は、どうしても自分で書いた
命盤や字でないと、読みずらいので
未だに手書きというアナログ手法を使い
当日予約や、飛び込みのお客様だけは、
パソコン対応させて頂いております。
正確な出生時間があってこそ、
お客様に最適な占いが出来るということ。
占いに行こうと思ってから
出生時間を調べるのは大変です。
余裕がある時や、実家に帰ったとき。
片付けなどをしていたら、
偶然出生時間を見つけた。
一度覚えておけば、忘れることはありません。
最近は占いのアプリなんかでも
出生時間を入れるものが
増えてきております。
生まれた年より、年月日を使う占い。
さらには、それに加えて出生時間まで使う占い。
これが採寸したオーダーメードの靴のように
自分に一番フィットした物になります。
命術は、木で言えば幹や根っ子、木の種類です。
タロットなどの卜術は、枝葉の部分。
幹を切るのと、枝葉を剪定するのでは
使う道具が違うように、
お客様の質問にあわせて、占術も使い分けます。
枝葉がどこから伸びているか?
それは幹でもあり、根があってのこと。
木を見て森を見ずにならないように、
枝葉ばかり剪定しても、幹や根を見た上で
剪定しなければ、切ったそばから
枝葉は伸び始め、話がトンチンカンなことに
なってしまいますからね。
今小さなお子さんがいらっしゃる方は、
子供さんが小さいうちから
暗記できるくらい、自分の出生時間を
伝えておいて下さい。
リビングなどに手形などのメモリアルグッズや
生まれた時の写真を飾ると思います。
そこに出生時間を添えてあげるといいかと。
芸は身を助けるって言葉がありますが、
いつか人生に行き詰まり、占いでも行こうと
考えた時に、出生時間は身を助けます。
日本は時間に正確で、時を重んじる国です。
本来であれば、戸籍謄本なんかに
出生時間も、入れていただけると
良いんですけどね。
一度その件で、法務省の窓口に
問い合わせてみたのですが。
その返答に撃沈し凹みました。
皆さんも、占いに行く行かないに限らず
自分の正確な出生時間を知っておくとを
お勧めいたします。
そしてそれを生年月日と同じく、
覚えておいてください。
お客様に出生時間の件で、
お手間をとらせてしまうのは
大変心苦しいことです。
生まれた時間は、だいたい昼頃。
親に聞いたら明け方だって言われました。
冒頭で説明した、時間帯があるように
明け方でも、朝の3時なのか5時なのか?
はたまた朝の7時なのかでは、
全然結果が変わってしまうということ。
私も家庭の事情で、正確な出生時間がわかりません。
探したところで、母子手帳も存在しません。
だいたいの時間しかわからないので、
出生時間が判らないお客様の気持ちは
少なからずも分かるつもりです。
時を重んじる国らしく、
もっと出生時間を大事にしていただき、
自分の誕生日に、その時刻を迎えたら
感謝の思いを持って頂ければ幸いです。
たくさんのお客様を鑑定させて頂くと
人ってたまたまその時間に生まれたのではなく、
その時間に生まれてくるように
なっているんじゃないか?
そう思うんです。
あの世というものがあるのなら、
『あなたはこの命盤でがんばりなさい』
と天国から辞令のように、命盤を先に受け取り
そのようになる時刻に生まれてくる。
お産にはたくさんのストーリがあります。
安産ばかりには行かず、命の危機を
感じる出産もあると思います。
切迫早産で、早く生まれたり
陣痛で3日間も苦しんだり。
予定日を大幅に過ぎて生まれたり。
それでもその子は、自分の命盤の
時間を待っているんじゃないかって。
そんな風に思ったりもします。
紫微斗数の命盤は、約2万4千通りにもなります。
同級生で同じ日に生まれて、
みんな同じような運命になるのか?
もちろんそうではないはずです。
誕生日で占っても、必ず同じ運命に
なるわけでもなく。
生年月日で占っても、
なんとなくしっくりこない場合には
正確な出生時間を使って占ってみると
案外腑に落ちるものかもしれません。
いきなり占いに行くことは、
お客様にとって、敷居が高いかもしれません。
無料の占いアプリでも、
最近はかなり完成度の高いものも
ございます。
まずはそういったもので、
生年月日と出生時間と出生地を使って
色々な占いを試し、どれが自分に
一番しっくりくるのかを
試してみてから、実際に占い師に
鑑定してもらうのもおすすめです。
正確は出生時間を知っているだけで、
きっとこの先の人生は
かなりお得だと思いますよ。
今は必要なくとも、
この先何かに悩んだ時。
きっと出生時間がわかっていれば
それは必ず身を助けることになるでしょうから。
自分の正確な出生時間を、
見つけ出し、覚えておいて下さいね。
*夢猫ムニャ*