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2019 / 04 / 06 ブログ

 

昨日は用事があって

銀座に出かけたのですが、

桜がメチャクチャ綺麗でした！

天気も良く、風に舞う桜吹雪が

心地よかったです。

今週末で東京は花見も終わりでしょうか？

春にしか会えない桜。

まだな人はぜひ今週末楽しんでみてください。



さて、先日はですね古くから

お付き合いのあるお客様が、いらしてくださいました。

彼女と出会ったのは、もう7、8年前でしょうか？

かぎねこ亭がOPENして、今年で９年目ですから、

かなり初期のお客様です。

最初にお会いした時は、まだ20代前半なのに

自信のなさそう縲怩ﾈ姿に

目には力のない虚ろな表情。

若さって最大限の武器なのに、

その表情は、鑑定をしていても

なかなか晴れることはなかったです。



その当時は、東京に出てきて

バイトを２つ掛け持ちし、

肉体的な疲労感もあったのでしょう。

『私、なんの為に生きているのか？

何をするために生まれてきたのかわからないんです』

環七の騒音にかき消されそうな

彼女の細い声を、聞き集めるのに必死だったことを

今でも色鮮やかに覚えています。



そんなに若いのに、

まだ人生はこれからだっていうのに、

まるで人生が終わってしまうような

明日も見えていない虚ろな表情。

切ないことばかりおっしゃるので、

『この子には絶対しあわせになって欲しい！』

占い師になって、つたない私は

そんな使命感にかられたんです。




今考えれば、人をしあわせにしたいだなんて、

ましてや、その人の人生を変えてあげたいなんて、

おこがましいにも程があるんですけどね：汗

まぁ、私も今よりだいぶ若くて世間知らずでしたから

どうかお許しください。

そして時に触れ、折に触れて彼女は

かぎねこ亭にいらしてくださいました。



出会って数年たったころには、

インドにヨガを習いにいったり、

海外に半年留学してみたり、

目は輝きを日増しに取り戻し、

生きる力が出てきたんですね。

かぎねこ亭にいらしては、

そんな思い出話をキラキラした目で

はなしてくださる彼女の表情をみたときには、

『もう大丈夫！』そう安堵しました。

そしてこんな嬉しいお言葉を頂きました。

『私が東京に出てきてから
ずーっと長年お世話になっている占い師の『夢猫ムニャ』先生。
そして私が占い師になったきっかけでもある憧れる占い師。

ムニャ先生に出逢うまで占い師の印象は良くなかった。
『そんな鑑定結果、占い師じゃなくても誰にでも言えるだろ…詐欺師かよ！』
って人に何人も出逢ってたから。

実際、占い師ってそんな人も多いと思うよ。

ムニャ先生に出逢ってから、他の占い師が必要なくなった。
そして占いに行くことも年に1.2回と減った。

今では悩みと言うよりムニャ先生に逢いに行って、
ついでに悩みや自分自身の謎の部分を教えてもらってる。

紫微斗数を使えるから、私自身よりも私の性質に詳しいのだ。
だから自分の事がわからなくなったら
何故そうなっていくのかを聞いたりしてる。

ムニャ先生の鑑定の後は必ず元気になる、前を向ける。
東高円寺で社長(猫)と共にいつもあたかかく迎えてくれる優しい占い師さんです。
東京イチおすすめの先生です笨ｨ』

あぁ、もったいないくらいのお言葉。

占い師になって良かった。

ホント、よかった。

占い師は、というか

これは私個人のスタンスとして

お客様が帰られるとき、その背中を追ってはいけないと。

その後だって気になりますが、

気持ちの切り替えができなくなってしまうこと。

そして馴れ合いになると、鑑定がブレるので

お客様はお客様のままで、外で会うことも

一緒に食事をすることもありません。

またお客様に外であっても、

お客様にお連れ様がいる時は、

お声がけや挨拶もしないんです。




お客様がだれかといるときに、

声をかけてしまうと、

『この人だれ？知り合い？

えっ、占い師なの？

ていうか、占い行くぐらい何か悩んでるの？』

そうなるとお客様の立場がなくなってしまったり、

人間関係にヒビが入ったりするかも

しれないじゃないですか？

だから申し訳ないのですが、１対１でないと、

お声をかけないんですね。

その線引きは、自分の立場をわきまえる上で

とても大事だと思っています。



お客様の背中、つまりその後を追ってはいけない。

これは自分への戒めです。

もちろん定期的にいらして、

その後どうなったか？ご報告してくださる方も

たくさんいらっしゃいます。

占ってなんぼの世界、

顧客を抱えて一人前の世界ですが

時間に追われ鑑定が雑になったり、

疲れてモチベーションや鑑定の質が下がるなら、

予約は取らないと決めています。




お客様から同じだけのご料金をいただいているので、

『あぁ、今日は調子がイマイチだったんで20%引きで・・・』

なんて夕方のスーパーのお惣菜みたいにはいきません。

1日多くて４名までの枠しかありませんが、

25%×4名＝100%ではなく、

100%×4名＝400%、これが最低ライン。

できれば120%まで行きたいのですが、

40を過ぎて、段々と無理が効かなくなってきています：笑

なんだか話がそれてしまいましたね。

ごめんなさい。

占い師という看板を下げ、自分にできること。

自分にしかできないこと。

その間で生まれる日々の葛藤。

お客様に救われる瞬間、

占い師になってよかったと、そう思えました。

占い師になったって、

自分の生き方やあり方に迷うんだから、

かつてのこの彼女のように、

遠い目をして悩んでいる若者よ、

君たちには時間がある！

そしてそれは人生最大の武器です。




失敗したって、いくらでも立て直せるから、

ネットに毒されて、変に賢くなって、

スマホの情報だけで、行った気になって

どこかやった気持ちになってるのなら、

もっと感情のままに、

今の爆発しそうな思いを

時のあゆみに身を任せてみてください。

最後は周りの大人が、

責任をとってくれますから大丈夫：笑

若く溢れんばかりの思いや情熱は、

地球の原動力となります。



この世の中、若さに勝るものはないと、

最近衰えを感じている夢猫ムニャは、

ひしひしと実感しております。

上司のパワハラ、世にはびこる老害は

若者に対しての嫉妬の裏返し。

『最近の若者は・・・まったく！！』

なんて言われたら、

ロケットパンチでも

喰らわしてやりましょうょ、ねぇ？

人生ってそんな捨てたもんじゃないです。

バカに賢く今を生き

人生を謳歌してくださいね。

＊夢猫ムニャ＊