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自分が望まないところで、変化を強いられる時。

こんにちは。

いよいよ6月最後の週末。

いかがお過ごしでしょうか?

 

先日いらして下さったお客様から

素敵なものをいただきました。

 

お母さまの手作りなんですって。

器用ですね。

とてもかわいいので、飾っております。

梅雨がズレ込んだので、

梅を干したいのですが、

土用干しは、まだまだ先になりそうです。

 

さてさて、先日あるお客様が

いらして下さいました。

 

ご相談の内容については、

仕事のことや、転職も視野にいれつつ

ここからの自分の在り方を考えたいと。

 

いわゆるミドル世代と呼ばれるお客様。

家庭もあるし、これから子供の進学に

お金もグンと掛かる時期。

 

さてどうするか?

どう動くけばいいのか?

そんなこんなで、ご相談をいただきました。

20代や30代って、独身で自由もあるし

家族がまだいなければ、どうとでもなります。

しかしこのお客様のように、

家族がいて、お子さんにお金も掛かる。

そうなると、夢や希望といった感じよりも

より現実を見据えて、動かないといけないんですよね。

 

子育てがひと段落したころには、

今度は自分の老後や、親の介護なんかもあって

またお金も必要なわけで。

 

だからこそ、転職でも失敗するわけにもいかず

チャレンジのための転職というよりは

安定・確実な転職を希望するのも当然かもしれません。

 

数年前からご主人の体調も優れず

お仕事もままならない状況で。

 

休職中も、お給料はカグっと減ってしまうし

多少手当ももらえても、今までの生活費には

到底足らないわけで。

 

足りない分は、貯金を崩して補填し

なんとかやりくりしつつ。

 

目の前に迫った子供の学費。

ここからお金が掛かるお子さんたちもいる。

 

生活費として、前倒しで貯金を使ってしまい

子供の進学費用をどうするのか?

 

ご主人も、少しづつ回復しつつはあるものの

また無理をさせすぎて、体調を崩せば

せっかく良くなってきたのに、元も子もない。

 

”がんばって”とプレッシャーを

かけるわけにもいかないし。

 

じゃぁどうするのか?

そうなった時に、結局は自分が

がんばるしかないんじゃないか?

そう考え始めたそうです。

お仕事や働くこと自体は

嫌いではなんでしょうが、

どちらかというと、一点集中で

仕事なら仕事に没頭してしまい

家庭のことは二の次になってしまうのではないかと。

 

自分が夫の代わりに、もっと稼ぐ。

その覚悟を持ってみても、

今度は家のことを、誰がやるのか?

 

そこも頭の痛いところだそうです。

自分の中で覚悟を決めないといけない…

喝を入れるために、占いに来ましたと

お客様が話して下さいました。

 

今って働き盛りの世代でも、

急に病気になったり、

よくわからない症状で

今まで通りに、働けなくなる方も

不思議と増えています。

 

ここ数年は、若い方でも亡くなってしまう方も

いらっしゃいますからね。

 

このお客様にとって、

夫の病気は、予期せぬこと。

 

働き盛りで、稼ぎ時でもあり

貯めどきでもあるこの世代で

二馬力が一馬力に…

 

そして待ったのきかない

子供の進学費用。

 

子供の進学が終われば、

自分たちの老後は目前。

 

でもやるしかないことは

お客様自身もわかっていて。

 

決して望んだ結果でもないし

今よりお仕事量を増やすのは

不本意な結果かもしれません。

 

それでも待ったのきかない状況下で

”もう、やるっきゃないでしょ!”

と考える思いもあるそうです。

 

元々お仕事運も強いし、

結婚前の職業や、今のお仕事も

命盤からみるに、お客様には

とても合ったものでした。

 

きっかけはご主人の病気でしょうが

本来、やはりバリバリ働いて

カッコイイ生き方を目指す人です。

 

年齢や様々な事情を言い訳にしない。

そしてそういった事情のせいで

すべてを諦めない。

人生の主人公は、あくまで自分であって

どんな事情でも、腐らない生き方を

目指していかれる方です。

 

よくあるじゃないですか?

例えば専業主婦だった方が

旦那さんの会社が倒産したり

不慮の事故で亡くなってしまって。

 

そこから必死で働いて

自分で会社を起こしたり、

会社の中で、かなり上の役職を目指したり。

 

そういうお話って、聞いたことありません?

その方たちだって、自分が好き好んで

その状況を目指したわけではなかったと。

 

もはやそうするしかなく、

仕方ない感じで始めたことかもしれません。

 

だからね、きっとこのお客様も

きっかけはご主人の病気かもしれません。

 

本音を言えば、心配する気持ちと

腹立たしい気持ちが、複雑に入り混じって。

ご主人も辛いでしょうが、

それを支える家族だって、歯がゆいのですよ。

 

無理をさせれば、良くなるものも

良くならないし。

 

また仕事を再開すれば、

いつ悪化するともわからない中で

必死に日々を堪えてやり過ごす

お客様の心は穏やかではないのだと。

 

今は暗中模索で、この先のことなんて

わからないかもしれません。

でも数年経って、子供たちも進学し

成人する時が来たら。

 

きっとあんなことがなかったら

今の自分はいなかったって。

そう思える時がくるんじゃないかと。

運がいい人ってのは、ピンチを

チャンスに変換する能力が

高いかどうかじゃないかって。

 

そう思うときもあるんです。

大きく変わるからこそ、大変なんです。

でも大変だからこそ、乗り越えた先には

必ず大きな得るものがあると。

 

なんで、どうして自分ばかりが…

ある程度考える時間も必要です。

 

ですが一通り気持ちが落ち着いたら

ぼちぼち歩き出しましょうかね。

泣いてたって、誰かが解決してくれるわけでもないし

物事も進んでいかない。

 

すべてを受け入れる覚悟を持ったとき

運は必ず自分に味方してくれますから。

 

だから威張らず、驕らず、腐らずの

精神でいきましょうよ。

 

不運だと思っても、見方を変えれば

それは1つのきっかけや

チャンスにもなり得ます。

 

自分の意としないところで、

物事が進んでいくこと。

親の介護やリストラ・倒産。

体調不良に子育て。

 

理不尽な思いもあるでしょうが

それらは自分を強くし

また本来ある姿へと

導いてくれるものかもしれません。

 

サナギが蝶になるように

空を飛んだことがないサナギは

自分が飛べる姿を想像できず

蝶になってしまえば、

地を這うこともできない。

 

最初は誰だって怖いものです。

まさか自分が空を飛べるなんて。

ムリムリと、サナギのように

諦めてしまうかもしれません。

 

しかしこのお客様のように

ある日突然、脱皮せざるを得ない

ことが起きることだってあります。

 

でもそれによって、

今までなかった物の

手にいれるチャンスかもしれません。

 

さぁさぁ、今年も半年が終わります。

あっという間に、明日から7月ですよ。

後半戦もがんばって、行きましょう。

*夢猫ムニャ*

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