ブログ

70歳手前のムニャ母にみる、人生の幸福論とは…?

こんにちは。

いかがお過ごしでしょうか?

今日は久しぶりの猛暑日ですが、

日増しに秋の気配が…

もう夏もおしまいですね。

大好きな夏よ、アディオス!

また来年ですね。

そして空気が軽くて気持ち良いんです。

それは秋の気配もあって、

過ごしやすいのかもしれませんが、

それだけではないような…

最近ご無沙汰のムニャ母ですが、

もちろん元気にしております。

あれだけ病院大好き♡

お薬ウェルカムだった母ですが

ここ半年で、だいぶ変わりました。

多分567の影響もあるんでしょうけど

こないだですね、母が休みの日に

だいぶ早い時間帯でに、電話があったんです。

私も忙しくて、その時は電話に出れなかったんです。

いつも掛かってこない時間帯の電話に

ただならぬ予感がして…

だって、こんな時期じゃないですか?

ムニャ母は70歳手前ですが、

まだその上に、ムニャババも存在するんです。

そう、祖母は施設へ入所していますが

90歳超えで今も健在です。

コロナの半年前に祖父も90代で老衰亡くなり

私の高祖母も94歳まで生きました。

何を隠そう、我が家はみんな90歳超えの

なかなか長寿な家系なんです。

ただこれもまたですね、

実は困っちゃうんです。

母にそこまで長生きされたら…

元気ならいいのですが、

認知症にでもなったら、

こちらとしては、たまったものではなく

認知症になったら、即→姥捨山だと。

母には説明しております。

ちょっと話が脱線してしまったのですが

その早い時間帯の母からの電話は、

祖母が亡くなったんじゃないかと。

思ったんですよね。

実際祖母の入所する施設で、数ヶ月前に

クラスター発生のニュースが流れたところです。

ですが実際はそんなことはなく、

ムニャ:『もしもし、電話なんだった?』

母:『行ってきた、行ってきたよ。
アンタが行けって言ったから。』

朝から事態が飲み込めず…

ムニャ:『どこへ行ってきたの?』

母:『病院、頭の病院。認知症の検査行ってきた!』

私が母の物忘れを、認知症とからかうので

母が心配になったのと、私に迷惑をかけまいと

思ったんでしょうね。

『先生はキレイな脳をしてるって。

脳の萎縮もないし、認知症じゃないって!!』

と自慢げに誇らしげに、話すムニャ母。

ムニャ:『どこも悪くない、脳もキレイなら

あとはどこが足らんか、何をやったら賢くなるか

病院の先生に聞いてきな:笑』

と大爆笑でした。

 

70歳を目前にして、朝は7時過ぎから

お昼休憩を数時間はさんで

夜も20時過ぎまで働いております。

それもフルタイムの週6です。

うちの母、マグロと一緒で

止まったら死んじゃうんだと思います:笑

ヒマになったら、ろくな事考えないので

仕事に行ってくれた方が、

娘としてはありがたいんです。

定年70歳、年金受給70歳からなんて

言われておりますが…

とは言え、身体的にはシンドイとは思うんですよ。

40代の私でさえ、疲れますから。

週6も働いて、1日の休みは朝から用事で

動き回って、あきれるくらいパワフルです。

飲食店で働いておりますが、

レジを打つ前に、合計金額を間違えなく

暗算できるのも母の特技だそうです:笑

ミニオンみたいに忙しなく

今でも1日一万歩から二万歩は

毎日歩いているようです。

そして暗算を何十件とこなし、

まぁ〜忙しく過ごしているのだとか。

この人に、定年てないんだろうなと。

万が一にも歩けなくなったら、

家に居て、モニターで店内を確認し

マイクで『いらっしゃいませ〜』

声をだしながら、インカムで

みんなに指示を出したらいいよと。

飲食店もこれからはテレワークの時代だと。

こんな時代で私も丸2年、帰れていません。

ですが職場のみなさんに支えられて、

母は寂しくないようです。

遠くの子供より、職場の人みたいです。

母は『こんなに私は働いて、なんと大変な人生だ!!』

ぼやいてみるのですが、確かに酷なことかもしれません。

ですが、こうして雇ってくれる所があり

当てにしてくれる人達がいて、

向かい入れてくれる場所が

70歳近くになってもあるということ。

言い換えれば、こんな幸せな人っているんだろうかと。

娘の私も、母を温かく受け入れて下さる

周囲の方々に助けられているのも事実です。

この状況で帰れなくなり、母も寂しがって

おかしくなるのでは…?

と心配していたのですが、

本人はそうでもないようです。

母も40代半ばまでは、会社員でした。

犬の散歩で声をかけてくれた方が

飲食店のオーナーさんだったので

そこから人生が好転し、ターニングポイントになりました。

占いでみたら、笑ってしまうほど

その道が向いていて、適職を超えて

天職なのではないでしょうか?

最初に会社員→飲食店のホールと聞いて

『いやいや、オカンには勤まらんよ』

居酒屋で2年働いたことがある

私からしたら、母には絶対無理だし

接客業なんて、オカンには無理だよ!

とその時は笑っていたのですが、

あれから20年は経つでしょうか?

母は飲食店で働き続けております。

今ってこんな世の中で、

今朝SNSをみていたら、大手の企業が

定年45歳を用いて、会社に頼らない姿勢が大事と

そんなことが書いてありました。

今って正社員の終身雇用も、稀かもしれません。

仕事でさえシェアしたり、出勤に在宅など

働き方もそれぞれですね。

母は世の中からみたら、決して裕福で

順風満帆な人生とは言えないかもしれません。

多くを持たず、人に頼らず、自分のことは自分で。

今はそんな生き方をしてくれた母を、

ちょっとだけ誇りに思っています。

親子であっても、依存して共倒れしてしまえば

ホント元も子もないですからね。

なんだかんだ忙しそうに、大変だ、大変だ〜と

走り回れる母は、この上ない幸せ者かもしれません。

そして認知症にならないのも、

本人の努力も少しありますが、

きっと周りでフォローしてくださる

みなさんのお陰だと思います。

自分にとって大事なことを

探し見つめ直すのに、

今は本当に良い時代です。

ここで気がついた人、

見つけることが出来た人は

きっと人生儲けもんじゃないでしょうか?

ゆっくりでいいです。

焦らなくとも大丈夫です。

自分のペースで構いません。

自分にとっての、たくさんの大事なもの。

何をもって良しとするのか?

自分軸をしっかり持ってみてくださいね。

*夢猫ムニャ*

 

かぎねこ亭 > ブログ > 70歳手前のムニャ母にみる、人生の幸福論とは…?

ページトップへ