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人間関係やコミュニケーションで生じる誤解。あなたの心、誰にわかって欲しいですか?

こんにちは。

最近ね、ふと思うことがあります。

例えば身近な人と意見がぶつかったり

もしくは誤解されてしまったまま

疎遠になってしまったら。

みなさんは、どうされますか?

すぐに連絡して、誤解を解く人。

また黙りな感じで、時が解決するのを

待つ人もいらっしゃるでしょうし、

いゃ、黙ってはいれない。

言いたいことは、ハッキリ言うべきなんだ!

と若干前のめりな姿勢で向かわれる方など

人によって様々だと思います。

私はきっと、そうですね。

軽く訂正してみても、相手が聞く耳を

持ってくれなければ、静かに時をやり過ごす

多分ですが、『事勿れタイプ』です。

実は先日ですね、あるお客様から

こんな相談を受けました。

離婚されて子供さんを引き取り

シングルマザーでがんばる方です。

コロナ禍の中での離婚に、

パートの仕事も会社の都合で失業。

子供たちを食べさせていくためには

より安定した仕事をと。

一念発起して正社員を目指しました。

今でこそ、当初よりも生活は安定し

子供たちも生活に馴染んできてくれたそうです。

ここまで持ってくるのは、

想像を絶するご苦労だったんじゃないかと。

我慢強いお客様なので、弱気なことは1つも

出てこないんですけどね。

自分が決めたことなので、

子供にはなるべく不自由させたくないと

がんばってはみるものの、

経済的な面では、やはり結婚していた時と

同等の生活は、無理があります。

ご主人には経済力があり、

子供たちも何かあったら

お父さんに言えば、買ってもらえる。

お父さんは、どこでも連れてってくれるし

お母さんみたいに、口うるさく言わない。

そう、子供たちのなかでは

一番がんばっているお母さんは、

いつの間にか、疎ましい存在になってしまいます。

久しぶりに会う子供を、もてなしという形で

甘やかしてしまう父親と、

堅実にがんばっている厳しい母親。

離婚に至るまでの詳細な事情は

子供が小さいうちは、黙っておくことも

得策かもしれません。

子供が本当のことを知って

傷つかないようにと、配慮される

親御さんもいるでしょう。

ですが一方で、本当のことを話したいけど

自分が悪者になっても、

子供を守ために黙っている親御さんもいます。

その間で心を痛めているお母さんも

実際のところ、たくさんいらっしゃいます。

親も人ですから。完璧ではないのですよ。

道を誤ることもあれば、転んで立ち直れない時だって

大人といえどもあるわけです。

キッズ達よ、覚えておいてくださいね。

大人は完璧でも、パーフェクト人間でも

ないということを。

こうした夫婦や親子間にとどまらず

周囲の人間関係に関しても

同じようなものを抱えて、

苦しんでいる人だってね、

たくさんいらっしゃるでしょうし。

立場上、言えないことがあって

つれない態度を取られたり、

あること、ないこと言われてしまって

周囲から白い目でみられてしまって

悩んでいる人や、誤解が誤解を生んで

余計にこじらせてしまっている人など

『言いたくたって、こっちは言えないんだよ〜』

って叫びたくなる人の気持ち、

ちょっとだけわかります。

時期がくれば、話せる時だって

きっとくるでしょうから。

先ほどのシングルのお母さんだって

今は子供が小さいので、あと数年待てば

親子というより、人として話ができるでしょうから。

その時までは、グッと口をつぐんで

堪えて待つことも大事ですね。

例えば人の噂話とか。

職場なんかでも、あることないこと言われて

居れなくなって、退職を考えたりする人だって

いるわけじゃないですか?

もちろん、そういった話が大好物だと

煽る人もよろしくないと思います。

だけど、どんなことであれ

真実は当事者にしかわからないということ。

周りが詮索したって、推測してみたとこで

本当のことなんて、わからないのですから。

真実を知る自分だからこそ、

黙っていても凛としていればいいだと。

何が恥ずかしいって、真実を知らないのに

外野が勝手に盛り上がることです。

自分の言い分は、自分にしかわからない。

時が来れば、いつか話せる時もくるでしょうし

もしかしたら、一生心の内を明かさないままに

終わることだってあるかもしれません。

時には見ざる、言わざる、聞かざることも

大事ですからね。

親友だから、親子だからと

関係性によっては、なんでも打ち明ける人も

いらっしゃいます。

打ち明けた側は、その瞬間から

気持ちが楽になる場合もあるでしょうが

聞いた側は、『聞かなきゃよかった』

『知りたくなかった…』

そう思う場合だってあるわけです。

相手を思いやれば、言わないことだって

優しさの1つでもあります。

墓場まで持っていけばいいのですから。

聞いてしまったが故に、心がモヤモヤして

ご相談にいらして下さる方も

過去にはいらっしゃいました。

親しいからこそ、打ち明ける。

大事な人だから、心配をかけないように

黙っておく優しさ。

どっちもアリといえばそうなんですけどね。

理解してもらいたいという前提で

打ち明けた場合には、相手の反応次第では

かえって傷つくことだってありますからね。

難しいわけですよ。

親友も恋人も親も、兄弟も上司や同僚も

個の存在や人格と考えると

すべて他人なんですよね。

他人に理解してもらおうと思った時から

人の苦悩は始まります。

もちろんわかってもらえたら、

それはそれで、万々歳です。

そう、大事なことは自分だけわかっていれば

きっといいんですよ。

自分に嘘をつかず、自分の良心にしたがって

毎日を生きていれば、きっとご機嫌な人生を送れます。

だから自分を騙したり、偽ったりしないで下さいね。

*夢猫ムニャ*

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