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初心忘るべからず! 〜占い師になって一番苦労したほろ苦い思い出の味。〜

先日は体のメンテナンスブログを

書いたじゃないですか。

体が資本で、転ばぬ先の杖タイプで

予防に力を入れるタイプと

病気になったことすら気づかない

あまり健康に意識が向かないタイプの

命盤の違いについてを書きました。

健康運がすごく良い私にとって

熱くなってしまい、肝心なこと?

いや、言いたかったことが

書けず終いとなってしまったので。

今日はそのことについて、

ブログを書かせていただきますね。

占術のお話というよりは、

夢猫ムニャの苦行な修行時代のお話です。

宜しければ、お付き合いくださいね。

私が月に一度通っている鍼灸院が

渋谷にあります。

頭皮に鍼を打ってくれるのが

とっても気に入っているんですよね。

頭鍼って、なかなかリスキーなのか?

やっている場所が少ないんです。

耳や頭って、面積が小さい割に

経絡の宝庫ですからね。

耳揉みなんかもしてみると、

細かいツボはわからずとも

少し調子が良くなってくると思います。

最近の私の流行りは耳揉みです。

どこでも簡単にできますから、

みなさんも、耳を持って回してみて下さいね。

この日は渋谷に思いのほか

早く着いてしまって。

施術までに1時間弱あったので

少し思い出の地を巡ることになりました。

一番行きたかったのは、

渋谷区東にある金王八幡宮です。

私が占い師になって上京し

かぎねこ亭を高円寺にオープンさせたのが

2010年の7月でした。

そこから師匠の中島先生のお店、

ほしよみ堂が渋谷にOPENしたのが

2011年の9月でした。

11年も前のお話です。

(今は渋谷から原宿に移転しております)

懐かしいと言いますか。

もちろん同門の占い師も

たくさんいるわけなんで。

みんな曜日担当生にして

私は木曜の担当、ボウケン先生は火曜だったかな?

週に一度渋谷へ行くわけです。

占い師って、基本的には待機時間は

売上0な職業です。

交通費をかけて往復しても、

ご予約や鑑定がなければ、

交通費と昼食代で持ち出しの方が多くなります。

あの頃は、コンビニのおにぎり1つと

100円のコンビニコーヒー。

売上が出れば、おでんやホットスナックを1個追加。

かぎねこ亭も、開けて1年や2年目ですからね。

そんなにお客様も付いてくださるわけでもなく

私も専業の占い師だったので、

占い以外に収入がないんですよね。

あの当時は電話鑑定もさせて頂いて。

それにだいぶ助けられた気がします。

そんな夢猫ムニャですね、

渋谷ほしよみ堂の帰り道に

必ず金王八幡宮へよっては

お参りを欠かさなかったわけです。

藁をもすがる思いで、

予約を頂いた時は、感謝の気持ちを。

予約がなかった時も、いつか売れますようにと

涙ぐましく、毎週お参りを続けました。

だからね、金王八幡宮へいくと

その頃の思い出が、瞬間的に蘇るんですよね。

お金がなくても、夢があったあの頃。

毎日が学園祭のようなノリで

同じ門下の占い師と、あ〜でもない。

こうでもないと、アイディアと時間だけは

豊富にあるので、何でもかんでも手作りで。

毎月誰かの誕生会をしたり、たわいも無い話で溢れてました。

もしも売れて、有名占い師になったなら…

雑誌に占いの連載が持てたらどうする?

テレビで芸能人とか占ったら、どうしよう〜

なんていう、いつか来る日に備えて

もしもシリーズを楽しんでいた私たち。

今はみんな、それぞれに独立して

お仕事をされています。

そんな同門だった方々が、最近は占いのTVに

出演して芸能人を占っていたりするのをみると

すごく刺激にもなり、誇らしくも思えたり。

ちょっと自分の中でも、自慢だったりするんです。

あの頃の自分達に、10年経ったら

そういう日が来るかもよ!

そう教えてあげたいです。

いつか売れる日を夢みて、

美味しいものをたらふく食べて、飲んで。

セレブでリッチなタワマンとか住んじゃって。

あの頃の仲間たちが、それを体現してくれて

本当に誇らしい気持ちになります。

いつか私も、追いつけ追い越せで

がんばらないとな〜。

そんなこんなで、初心忘るべからずですよ。

ここには、昔はこの神社に猫がたくさんいたんです。

耳カットもされていたので、

ボランティアさんが、餌やりや避妊も含めて

ちゃんと管理されていたんではないかと。

その中でも、いつも階段に座っていた

ボスっぽい雰囲気のネコ神様がいたんです。

もうだいぶ昔の話なので。

外猫でもあり、高齢で亡くなってしまったのかと。

会えずで残念だったのですが、

鍼灸の先生にその話をすると、

数年前のある時から、猫が急にいなくなったと。

それまでは、やっぱり居たんですって。

ネコ神様、会いたかったんですけどね。

会えず終いで残念でした。

そしてもう1つだけ行きたいところ。

それが近所にあった和菓子屋さんでした。

お散歩がてらに、渋谷の美味しいお店を

散策していたんですよね。

國學院の売店や学食も、今はわかりませんが

その時は外部の人でも買えたんですよ。

國學院のオシャレカフェ、大好きでした。

キャンパスライフとは、なんぞやと。

大学生気分で、校内の売店を利用したり

國學院って神主さんになる神道科もあるんです。

だから占いにも、関連するようなグッズや

書籍が購買に売っていて、本当に楽しかったです。

そしてもう1つ好きな和菓子屋さんを

何度か通っても、見つけられず。

通っている鍼灸院の近くだと、

場所的にはわかっていたのですが

コロナ禍もあって、あの頃よりも

街並みが変わりすぎていて

いつも辿り着けず、終いには

コロナ禍で閉店してしまったんじゃないかと。

悪い想像もしておりました。

あの頃女将さんも、かなり高齢だった覚えがあります。

年齢やコロナ禍を理由に

もしかしたら、もうお店を廃められたかなって。

そして探してみたら、ありました!

これも金王八幡宮へお参りに行った

副産物かもしれません。

大好きなお赤飯おにぎりは、売り切れでした。

お赤飯、今も苦手であまり良いイメージが

ないのですが。

食わず嫌いで、ここのお赤飯を食べた時に

味王並みのリアクションになりました:笑

あの味を忘れることができず、

他のお赤飯は、あまり欲することはないのですが

このお店のお赤飯だけは、なぜか別格なんです。

いろいろと思い出の詰まった、ほろ苦い味です。

何にもおめでたいことなんてないのに、

まだ占い師としても始めたばかりの頃に

知った味でもあります。

なんでしょうね。

赤飯でも食べて、ゲン担ぎでもしたかったのか?

今となっては、もう思い出せないくらい

遠い記憶となってしまいました。

それでも初診忘れすべからずですよ。

午後に行ったら、ほとんどの商品が

午前中からお昼までに、売り切れてしまって。

お赤飯は買えなかったのですが

ミニ豆大福300円を書いました。

ひと口サイズの豆大福。

食べやすくて、安定の美味しさですね。

いそべ餅も食べてみたいです。

次こそは、リベンジを兼ねて

買えたらいいなと。

苦労時代の味って、忘れられないし

音楽と一緒で、一瞬にして

思い出が蘇ってくるものですね。

夢猫ムニャの原点回帰。

神社もご縁ですからね。

八幡宮は私の産土神社なので

なんとなく八幡宮をみると

ご縁を感じざるをえません。

私のルーツであり、今も昔も大事な場所です。

みなさんも、渋谷へ行ってみたら

ぜひ行ってみてくださいね。

*夢猫ムニャ*

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