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新年度が始まって、期待と不安と緊張感で押しつぶされそうな心に伝えたいこと。

こんにちは。

もうね、4月ですよ。

今年は4月が土日から始まったので

昨日は入社式が多かったですね。

この春に入学された方。

そして新入社員になられた方。

おめでとうございます。

春は始まりの季節ですからね。

私も25年以上前ですが

高校を卒業して、すぐに地元の会社に

就職しました。

入社式は4月1日ですが

3月中旬から、研修が始まるので

出勤して欲しいと。

友人はまだ春休みだと、遊んでいるのに

私だけは3月中旬から

駅から出る通勤バスに乗って

眠い目を擦りながら、仕事に行ってました。

入社式までの2週間、研修とはいえ

ちゃんとお給料が出たんですよ。

確かその当時で7万ちょっとだったと。

翌月からは、満額もらえたのですが、

どの友人よりも先に、初任給をもらえて

すごく嬉しかったことを、覚えています。

ただこの研修が、本当に辛くって。

本社に出勤して、制服に着替えたら

屋上に出て、体操と声出しの挨拶を

大声で何十回と言わされ。

それが終わったら、社歌を全員で歌わされる。

学生じゃないのに、校歌ならぬ

社歌があるなんて…

聞いてないよ、ふざけんなと。

春一番が吹き荒れる屋上で、

毎日そんなことを、思っておりました。

それからバスに乗り込んで

5人づつ、田舎の田んぼ道に

制服姿で降ろされるんですよ。

何が始まるかといえば、

そこから数キロ先の本社まで、

歩いてゴミを拾って帰ってこいと。

3月とはいえ、田舎の田んぼ道。

アウターもなしで、放り出され

遠州の空っ風にやられながら

歩いて帰るんですよね。

花も恥じらう18歳ですよ。

友達は免許をとって、車を乗り回していたので

友人にそんなところ、

絶対に見られたくないじゃないですか?

そして最後は、お寺に泊まり込みの

研修が2泊3日であるんです。

テレビもないし、見たことない虫はいるし

食事は黙食の精進料理。

食べ盛りが100名ほどいるわけですから。

全然足りないわけですよ。

そんでもって、フィールドワークとかさせられて。

山の中の獣道を、一日中歩かされ

チーム一丸となって、問題を解いて

時間までにお寺に戻れと。

本当ワケがわからないですよね?

挨拶練習に、社歌を覚え、ゴミ拾いをして

野山を駆け回ることが、社会人になる

第一歩ですよ。

もうね、中学生の林間学校じゃないんだから…

昼も夜も、何かしらさせられて。

丙子の胎の、動物占いがオオカミの私としては

その共同生活がものすごいストレスでした。

部屋も大部屋で15人前後いたんじゃないかと。

最終日だけは、カレーなのですが

胃痛がひど過ぎて、部屋で寝ていました。

その後も、輸送機器メーカーだったので

教習所で原付に乗らされて、

外周を何度も走らされたり

ヘルメットの置き方が悪いと

講師の先生に叱られて。

座学もたくさんあったのですが、

つい数日前まで、高校生が大半なので

講習中に寝ちゃうんですよ、みんな。

そしたら背中をバン〜と叩かれて。

『この時間も給料出ているから、起きなさい』と。

今考えたらね、ごもっともなんですよ。

講師で来て下さる、各部署から来たお偉いさんを

なぜかみんな『先生〜!』と呼んでしまったり。

あの研修に、なんの意味があったのか?

わかりませんけどね。

それでも上司の方々が、頭を悩ませつつ

企画をしてくれたんでしょうけどね。

YouTubeで検索すると、社歌が出てきたので

久しぶりに聞いてみました。

懐かしいな〜って。

蚊帳の外にでてみると、その環境さえも

ありがたく感じるわけなんですよね。

春から新たな道に進まれた人も

いらっしゃるかもしれません。

コロナ禍の中で、自分に向き合って

自分で出した答え。

それでもね、最初から全てが

上手くいくなんてことも、

きっとないんですよ。

会社都合であれ、自己都合であれ

新しい環境って、慣れないし戸惑うものですよ。

だからね、自分で決断した道とはいえ

この先も、何かしらの小石につまずいた時

『あぁ〜やっぱり、あのまま会社に

残っていたら良かったかも…』

そう思うことだって、一度や二度ではないですよ。

私も何度もそう思いましたもん。

仕事をやめて上京して、夢を追いかける意味って

一体なんだろうって。

別に会社、辞めなくても良かったんじゃない?

定年してからだって、占い師できたかも。

そう気持ちが揺れる時も、10年以上経った今でも

やっぱりありますよ。

最初は雑務ばっかりで、右も左もわからないし

人間関係も上手に築けず、孤独感だけが

増していくかもしれません。

何を持って正解とするのかは

とても難しいところです。

やりがいなのか、お金や安定か?

全部あったら、一番良いんでしょうけどね。

4月は志高く、モチベーションも上がり

がんばることが出来るのですが、

1ヶ月くらい経ってみると

この仕事に向いていないんじゃないかとか

人間関係がどうしてもダメだったりして

5月の連休を終えたくらいから

迷う人たちも増えてきますし

『この仕事を選んで、正解だったんでしょうか?』

というご質問をいただく場面がございます。

もちろんお客様の持つ本質や星からの

適職的な部分は、お伝え出来ますが

正解かどうかのジャッジは、占いでは

難しいんですよね。

先日もあるお客様とお話していたんです。

そのお客様は、安定したお仕事を

されていらっしゃる方でした。

会社や周囲からの期待値も、

きっと高かったんじゃないかと。

それでも思い切って地元を離れ転職したんです。

そこから1年経って、仕事にも環境にも馴染めず

知人や友人も出来ず、辛くなってしまって

ご予約を頂いたんですよ。

何のために、転職したのか?

一年前の胸いっぱいの希望は、

もはや孤独感に変わってしまったようで

今、自分がこうしている意味が

わからなくなってしまったと。

それでもね、一年続けたら

前よりも、確実に進んでいるんですよ。

そして正解は自分で作っていく。

これに限ると思います。

『あの時、こうしていたら…』

今と違う選択肢を考えたら

キリがありません。

AかBかで、悩んだ末にBを取ったら

やっぱりAが正解かもって感じて。

また逆もしかりで、迷ってAにしたら

やはり正解はBだったかもって。

人間なんてね、そんなもんですよ。

ってことは、どっちも正解であり

どっちを選んでも迷うもんなんですよ。

どちらが正解だったかではなく、

自分の選択は、正しかった。

これで良かったんだと、

正解を自分で作っていって欲しいんですね。

あくまでも自分が主体なんです。

自分が正解と思えばそれでいいし、

不正解だと感じるなら、それもまた然りです。

覚悟をもって挑めば、納得する結果は

必ずついてくると思います。

努力は人を裏切らなない。

誰よりも努力し、頑張った人は

いつか必ず報われるのですよ。

努力って貯金みたいなものですから。

春からの新生活、とりあえず楽しんで

やれるだけのことを、やってみてください。

頼まれごとは、試されごと。

嫌な顔をせずに、引き受けてみたら

良いと思います。

さぁさぁ、ここから新たなスタートですから。

一年後、これが正解だったと

言える自分になってくださいね。

*夢猫ムニャ*

 

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